抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ASTRO-Gでは,衛星の姿勢を高速で切り替え(15秒で離角3度程度),位相補償VLBI観測を行うことを想定している。位相補償観測時には,目標天体と校正天体との間の離角が大きくなるにつれて,より精密な軌道決定が必要になる。ASTRO-Gの軌道決定の中心となる手法はGPSを用いるものであり,高度4,000Km程度までの低高度領域では,十分な数のGPS可視衛星数が確保できるため数cm程度の軌道決定精度が期待できる。その一方で,中高度で可視数が少なくなってから遠地点に達するまでの区間では,高度が高くなるにつれて受信できるGPS衛星数が激減し,高精度な軌道決定が困難になってしまう。中~高高度においてGPSを補完する代替手段として,衛星レーザ測距(SLR)とガリレオ衛星(高度23200km)を採用することにした。ここでは,これらの手法について概要を述べた。