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J-GLOBAL ID：200902245213007186   整理番号：09A0474844

高圧下の結晶状態の1,3-ジアミノ-2,4,6-トリニトロベンゼン(DATB)における構造変化の分子動力学研究

Molecular Dynamics Studies of the Structural Change in 1,3-Diamino-2,4,6-trinitrobenzene (DATB) in the Crystalline State under High Pressure

著者 (8件)： KOHNO Yuji (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  HIYOSHI Reiko I. (National Res. Inst. of Police Sci., Kashiwa, JPN) ,  YAMAGUCHI Yoshitaka (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  MATSUMOTO Shinya (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  KOSEKI Atsushi (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  TAKAHASHI Osamu (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  YAMASAKI Katsuyoshi (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  UEDA Kazuyoshi (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 113  号： 11  ページ： 2551-2560  発行年： 2009年03月19日 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分子動力学シミュレーションにより1,3-ジアミノ-2,4,6-トリニトロベンゼン(DATB)の結晶構造への高圧の影響を調べた。X線回折で結晶の各原子の座標を定めた。単斜晶系のセルの中に54個の分子が存在する。DATB結晶の水素結合に関する分子間距離の圧力依存性を1atm~25.0GPaの間で調べた。ニトロ基とアミノ基の水素結合の分子間距離は7.5~8.5GPaの条件を除いて圧力を上げると減少する。~7.5GPaにおいてDATBの結晶構造は変化する。分子間距離は7.5GPaで急増し始め,8.5GPaまで増加する。この挙動を解明するため,ニトロ基とアミノ基で作る二面角及び芳香環と水素結合で作る二面角を調べ,分子間距離の増加と二面角の変化との間に相関を見出した。a軸の長さは他の軸の長さの変化に関係なく一定である。この結果は既往のRamanスペクトルの結果を説明する。水素結合は結晶の安定化に重要である。

シソーラス用語： *芳香族ニトロ化合物 ,  *芳香族アミン ,  *結晶構造 ,  *圧力効果 ,  計算機シミュレーション ,  X線回折 ,  単斜晶系 ,  水素結合 ,  核間距離 ,  二面角 ,  Ramanスペクトル ,  ニトロ基 ,  アミノ基
準シソーラス用語： *ニトロベンゼン類 ,  分子動力学シミュレーション

分類 (3件)： 一成分系の相平衡・状態図  (CB03013K) ,  固相転移  (BL04020G) ,  芳香族単環ニトロ化合物・ニトロソ化合物  (CF05040S)

物質索引 (1件)： DATB

タイトルに関連する用語 (6件)： 高圧 ,  結晶状態 ,  トリニトロベンゼン ,  構造変化 ,  分子動力学 ,  研究