抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海上衝突予防法を順守することは衝突防止のためには必要である。しかし,予防法の航法は,明確な判断基準を示していない。本論では,衝突予防のための,操船者の判断時機に焦点を当てることが重要であると考えた。特に保持船の動作判断時機に着目し,学生および実務経験者を対象に質問紙調査を行った結果,(1)現在の船員養成カリキュラムは,保持船の動作判断時機を安全側にシフトさせる効果を持っているが,早すぎる見合い関係発生時機は柔軟な避航操船を妨げる可能性があること。(2)保持船の動作判断時機は,実務経験にともなって遅くなること。(3)実務経験とともに自己技能評価が上がることから,保持船の動作判断時機は自己技能評価とも関係がある可能性があること,などが示唆された。