文献
J-GLOBAL ID:200902248338255474   整理番号:08A0556229

SELENEに搭載した月面撮像/分光機器を用いた全球月面マッピング実験

Global lunar-surface mapping experiment using the Lunar Imager/Spectrometer on SELENE
著者 (8件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 243-255  発行年: 2008年 
JST資料番号: G0106B  ISSN: 1343-8832  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本は長期的な月探査計画の最初のミッションとして,2007年に月極軌道衛星SELENE(かぐや)を打ち上げ(Kato他,2007),月の科学的知識及び利用の可能性に関するデータを得ることになっている。SELENEには月面撮像/分光機器(LISM)と呼ばれる光学機器が搭載される。SELENE計画に対するLISMの必要条件は,月面全体の高分解能のデジタル画像及び分光データを提供することである。LISMは地形カメラ(TC),マルチバンドイメージャ(MI),スペクトルプロファイラ(SP)という3つの特化した機器を含む設計となっている。TCは高分解能のステレオカメラであり,垂直高度100kmからの空間分解能は10mである。またステレオ撮影の立体角は30度で,この画像により高度分解能が20mかそれ以上の数値地形モデル(DTM)が作られる。MIは可視及び近赤外線領域で4色及び5色のバンドを持ち,空間分解能が20m及び60mの多色撮像機器である。これにより地質ユニットの詳細な区別に使用するデータを得る。SPは400mの観測幅と,可視及び近赤外線領域で6~8nmのスペクトル分解能で300のスペクトルバンドを持つ線スペクトルプロファイラである。SPデータは月面の鉱物組成を同定するのに有効である。過去の観測と比較して,空間分解能,S/N比,スペクトル領域の面で優れたデータがLISMにより得られるであろう。こうした観測機器に加え,制限された一日あたりの全データ割当量の中での全球データの獲得に向けた実施計画を検討した。その結果,TCとMIは観測期間の分配,適切なデータ圧縮の採用,必要なSELENEの軌道面変更計画の実行により,制限の中で全球観測が達成できることが示された。打ち上げ前の実施計画では,全球のTC高コントラスト画像,TC立体画像,MI9バンド画像がノミナルミッション期間内で可能という結果であった。またSPでは月面のほぼ全体のスペクトル線プロファイルデータを得られる。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
月 
引用文献 (42件):
もっと見る

前のページに戻る