文献
J-GLOBAL ID:200902249060940363   整理番号:09A0702140

ブロックサンプリング法,トレンチ法,地中レーダ法によるアカマツ林の根現存量および根系分布の推定

Biomass and distribution of roots in a Pinus densiflora forest estimated by methods of destructive block sampling, trench wall and ground penetrating radar
著者 (8件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 39-47  発行年: 2009年06月26日 
JST資料番号: L2698A  ISSN: 0919-2182  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
樹木根の現存量の評価は,地下部における炭素蓄積量を考える上で重要な課題となっている。本研究では,アカマツ(Pinus densiflora Sieb.et Zucc.)林においてブロックサンプリング法,トレンチ法そして非破壊的方法として報告されはじめた地中レーダ法を用いて根現存量および分布を調べた。根現存量合計は,ブロックサンプリング法では1338g m-2,トレンチ法では939g m-2であった。また,直径2mm以下の根現存量は,ブロックサンプリング法では163g m-2,トレンチ法では18g m-2であった。地中レーダ法により直径20mm以上のいくつかの根では,明確な反射波形が確認できた。しかしながら,直径20mm以下の根では,その分布を推定するために不十分な波形が多く確認された。ブロックサンプリング法とトレンチ法とでは,同じ調査地点にもかかわらず,根現存量の推定値にばらつきがあった。これは根現存量の測定手法の違いおよび対象とする掘り取り面積の違いが反映したためだと考えられる。一方,地中レーダ法では特定できる根,特定できない根,そして異質な土壌条件による反射波形も存在した。このように,根現存量および分布は,測定手法によって大きく異なることが示唆された。本研究の結果から,樹木根の現存量の測定手法における長所や短所を理解することは,炭素蓄積量を正確に評価するうえで重要であることが示唆された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
測樹学 
引用文献 (20件):
もっと見る

前のページに戻る