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J-GLOBAL ID:200902251096859010   整理番号:09A0530958

銅の残存レベルでのチタン添加鋼における硫化物析出(3) フェライト領域での長時間熱処理による硫化銅の減少

Sulfide Precipitation in Titanium-Added Steel with Residual Level of Copper (3) -Decrease of Copper Sulfide by Long-Time-Annealing in Ferrite Region-
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資料名:
巻: 50  号:ページ: 1380-1389 (J-STAGE)  発行年: 2009年 
JST資料番号: G0668A  ISSN: 1345-9678  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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この報告は,微量の銅水準(0.01%Cu)でも硫化物形成体として働くとする新しい知見を加えることでTi添加鋼中の全体の硫化物析出を知るための三つの連続論文の第三の論文にあたる。フェライト領域での長時間熱処理によるTi添加鋼中の硫化銅の不思議な現象を示している。短時間(例えば,90s)で熱処理した時,Cu-Sの多くは析出するが,Cu-Sの量は長時間熱処理において少なく,一方,TiSは還元しTi4C2S2は単調に増加する。この現象はCu-Sは初めに形成しそして溶解してしまうが,第一および第二の論文での概念に沿ったCu-S析出は「(再)溶解イオウとその再析出」の因果関係を示す証拠として説明されるべきであるということを意味してはいない。長時間熱処理は,著者等が提案した反応「4TiS+2[C]→Ti4C2S2+2[S]」が右方向に進行し,再溶解イオウはTi4C2S2(およびMnS)として再析出することを意味する。結果として,Cu-Sの量は少ない。対照的に,短時間熱処理は,Ti4C2S2(およびMnS)として再溶解イオウを安定化するには長くはなく,多くのイオウは依然溶けたまま残る。従って,Cu-Sの量は増加する。さらに,三つの連続論文における現象は,オーステナイトおよびフェライト領域の両方におけるTi添加鋼中の総硫化物析出を理解するための統合概念へ体系付けられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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組織的硬化現象 
引用文献 (45件):
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