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J-GLOBAL ID：200902251618751044   整理番号：09A0826196

概念ベースとEarth Mover’s Distanceを用いた文書検索

Associative Document Retrieval Using Concept Base and Earth Mover’s Distance

著者 (3件)： 藤江悠五 (同志社大 大学院工学研究科) ,  渡部広一 (同志社大 大学院工学研究科) ,  河岡司 (同志社大 大学院工学研究科)
資料名： 自然言語処理  (Journal of Natural Language Processing)
巻： 16  号： 3  ページ： 25-49  発行年： 2009年07月10日 
JST資料番号： L3934A  ISSN： 1340-7619  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,コンピュータとネットワークの発達に伴って,個人が扱える情報は膨大なものとなり,その膨大な情報の中から必要な情報を探し出すのは非常に困難となっている。既存の検索システムは基本的には表記のみを活用するため,意味的には同じ内容の検索でもユーザが入力する語によって検索結果が異なってしまう。そのためユーザが適切なキーワードを考えなければならない。そこで本稿では文書の意味を捉えた検索を実現するために単語の関連性にもとづいた文書間の類似性の定量化手法を提案する。具体的には概念ベースを用い単語間の関連性を求め,Earth Mover’s Distanceにより文書間の類似度を計算する方法を提案する。また概念ベースに存在しない固有名詞や新語に対して,Web情報をもとに新概念として意味を定義し,概念ベースを自動的に拡張する方法を提案する。これら提案手法をNTCIR3-WEBによって他の手法と比較実験したところ,本手法が他手法に比べ良好な結果が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *意味解析 ,  *情報検索 ,  キーワード ,  意味ネットワーク ,  類似性 ,  知識ベース ,  単語 ,  距離 ,  名詞 ,  *Web【情報システム】 ,  自動化
準シソーラス用語： Earth Mover’s Distance ,  概念ベース ,  固有名詞 ,  新語

分類 (3件)： 自然語処理  (JE06000L) ,  検索技術  (AC06020S) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (13件)：

• 笠原要. 国語辞書を利用した日常語の類似性判別. 情報処理学会論文誌. 1997, 38, 7, 1272-1283
• 岸田和明. 検索実験における評価指標としての Mean Average Precision の性質. 情報処理学会研究報告. 2001, 2001, 74, 97-104
• 小島一秀. 連想システムのための概念ベース構成法-属性信頼度の考え方に基づく属性重みの決定. 自然言語処理. 2002, 9, 5, 93-110
• MILLER, G. WordNet : A lexical database for English. Commun. ACM. 1995, 38, 11, 39-41
• 奥村紀之. 概念間の関連度計算のための大規模概念ベースの構築. 自然言語処理. 2007, 14, 5, 41-64

タイトルに関連する用語 (3件)： 概念ベース ,  文書 ,  検索