文献

J-GLOBAL ID：200902254119759050   整理番号：08A0495655

カテプシンE欠如とマウスのなわばり攻撃反応上昇との関連

Association of cathepsin E deficiency with the increased territorial aggressive response of mice

著者 (12件)： SHIGEMATSU Naoki (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  FUKUDA Takaichi (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  YAMAMOTO Tsuneyuki (Nagasaki International Univ., Nagasaki, JPN) ,  NISHIOKU Tsuyoshi (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  YAMAGUCHI Taku (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HIMENO Masaru (Nagasaki International Univ., Nagasaki, JPN) ,  NAKAYAMA Keiichi I. (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  TSUKUBA Takayuki (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  KADOWAKI Tomoko (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  OKAMOTO Kuniaki (Nagasaki Univ., Nagasaki, JPN) ,  HIGUCHI Shun (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  YAMAMOTO Kenji (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 105  号： 4  ページ： 1394-1404  発行年： 2008年05月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カテプシンEが生理活性ペプチドの脳内濃度の調節に関与していることが示唆されている。本研究では,マウスのなわばり攻撃行動におけるカテプシンEの関与をカテプシンEノックアウト(CatE-/-)マウスを用いて検討した。CatE-/-マウスは共同で飼育した場合には正常な行動を示したが,個室ケージで飼育した場合には野性型マウスに比して攻撃的になった。CatE-/-マウスの攻撃的行動は,NK-1受容体拮抗薬のL-733060前処置により低下した。CatE-/-マウスの扁桃核,視床下部及び中脳水道周囲灰白質におけるサブスタンスPの濃度は野性型マウスに比して有意に高かった。サブスタンスPはシナプトフィシンと共存していたが,微小管関連蛋白質2とは共存していなかった。これらの結果から,カテプシンEはサブスタンスP/NK-1受容体シグナル伝達系に関連し,ストレッサーに対する攻撃行動を制御していることが示された。

シソーラス用語： なわばり ,  *攻撃行動 ,  *カテプシン ,  ノックアウトマウス ,  サブスタンスP ,  中脳 ,  視床下部 ,  膜貫通タンパク質 ,  膜糖タンパク質 ,  *微小管関連タンパク質 ,  ELISA ,  生体内分布 ,  組織中濃度 ,  免疫染色 ,  自発運動 ,  情報伝達受容体 ,  *カテプシンE ,  シナプトフィシン ,  ストレッサー ,  中脳水道周囲灰白質 ,  扁桃体 ,  実験動物 ,  マウス ,  内分泌腺 ,  分泌腺 ,  バイオアッセイ
準シソーラス用語： 扁桃核 ,  NK-1受容体 ,  微小管関連蛋白質2

分類 (2件)： 酵素生理  (EJ02020P) ,  個生態学  (EE03020H)

物質索引 (1件)： L-733060

タイトルに関連する用語 (5件)： カテプシンE ,  欠如 ,  マウス ,  なわばり ,  攻撃