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J-GLOBAL ID：200902254711785535   整理番号：08A1154994

FRA-JCOPEの再現性に対するArgoデータの影響評価

Impact evaluation of Argo data for the reproducibility of FRA-JCOPE

著者 (7件)： 吉成浩志 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  瀬藤聡 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  奥野章 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  安倍大介 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  小松幸生 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  小松幸生 (東大 大学院新領域創成科学研究科) ,  宮澤泰正 (海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究セ)
資料名： 海と空  (Sea and Sky)
巻： 84  号： 2  ページ： 77-84  発行年： 2008年09月30日 
JST資料番号： G0231A  ISSN： 0503-1567  CODEN： UMSOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本周辺海況予測システムFRA-JCOPE再解析値(再現値)の再現性に対するArgoデータ同化の影響を,水塊鉛直構造と海面流速を指標にしてそれぞれ調べた。水塊鉛直構造は,亜熱帯域ではArgoデータを同化した再現値「Argoあり」と,Argoデータを同化しなかった再現値「Argoなし」との間に明瞭な違いが表れ,「Argoあり」の方が現実(観測値)に近い結果となったが,混合域では,中規模渦の影響が大きい26.5σ_θ以浅で「Argoあり」と「Argoなし」の間に明瞭な差が認められなかった。海面流速は,黒潮域では「Argoあり」と「Argoなし」で再現性に大きな差異は無く,再現性の維持にはArgoデータより海面高度データが貢献していることが示唆された。黒潮続流域では「Argoあり」が「Argoなし」より現実に近い値が再現され,Argoデータの同化はFRA-JCOPEによる黒潮続流の再現性の向上にも寄与することが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： 海況 ,  予測モデル ,  *再現性 ,  水塊 ,  海面 ,  流速 ,  海面高度 ,  データ同化 ,  黒潮 ,  黒潮続流 ,  モデル
準シソーラス用語： Argoデータ ,  *FRA-JCOPE ,  鉛直構造

分類 (1件)： 海洋物理学一般  (DC06010K)

引用文献 (15件)：

• 宮澤泰正. JCOPE海洋変動予測システム. 月刊海洋. 2003, 35, 881-886
• 宮澤泰正. JCOPE海洋変動予測システムとその展開. 月刊海洋. 2005, 37, 263-269
• 宮澤泰正. JCOPE海洋変動予測システム-工学的利用に向けて-. 月刊海洋. 2005, 37, 644-655
• KAGIMOTO, T. High resolution Kuroshio forecast system-description and its applications. High Resolution Numerical Modeling of the Atmosphere and Ocean. 2008, 296
• MIYAZAWA, Y. The Kuroshio large meander formation in 2004 analyzed by an eddy-resolving ocean forecast system. J. Geophys. Res. 2008

タイトルに関連する用語 (3件)： FRA-JCOPE ,  Argo ,  影響評価