抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
車両の走行により誘起される車両床下の空気の流れは,バラスト飛散,車両床下への着雪,空気抵抗,車両床下騒音等様々な問題の原因となっている。これらの問題の解決のためには,車両が誘起する床下の流れを明らかにすることが重要である。現車試験においては車両限界および建築限界があるため,車両側もしくは地上側からの測定のみで,車両の床下全体の流れを測定することは非常に困難である。また,これまでの地上側での流速測定は,バラスト飛散に注目したため,主に地表面近くの流速測定が行われてきた。本研究では,現車試験における車上側および地上側からの高さ方向の流速分布の計測により,車両床下の全体の流れの様子を明らかにした。また,バラスト区間での車両側からおよび地上側からの現車試験結果をまとめて,車両床下と地面の間の流れの平均流速分布を明らかにした。床下形状をボディマウント化すると,車両床下面とバラスト表面に挟まれた流れ全体(地面から見た流速)が低くなり,バラスト表面流速も低くなることがわかった。