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J-GLOBAL ID:200902260230987932   整理番号:09A1251516

構造物技術 レーザー加振によるコンクリート部材の非破壊検査法の開発

Development of Non-destructive Inspection Method for Concrete Material with Laser-induced Vibration
著者 (5件):
資料名:
巻: 23  号: 12  ページ: 29-34  発行年: 2009年12月01日 
JST資料番号: X0700A  ISSN: 0914-2290  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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鉄道では,コンクリート構造物表面からのコンクリート片の剥落事故を防ぐため,定期的な検査を実施している。検査対象となるコンクリート表面が高所の場合には,検査技術者の負担が大きい。そこで,打音法を適用する前のスクリーニング手法としてレーザーリモートセンシングシステムによるコンクリート部材の非破壊検査法を開発した。これより次の成果が得られた。1)レーザー加振を用いたコンクリート部材の非破壊検査ンステムのプロトタイプを開発した。2)コンクリート模型を用いて,提案システムの性能を確認した結果,コンクリートの表面および内部欠陥を検出できることが分かった。3)実構造物のコンクリート表面加振試験を実施し多数の振動波形を収録し,欠陥検出アルゴリズムを構築した。4)欠陥検出アルゴリズムを組み込んだ測定結果処理プログラムを開発し,実構造物に対して提案システムを適用した結果,コンクリートの表面および内部欠陥を検出できることが分かった。今回開発したレーザー加振によるコンクリート部材の非破壊検査法は,基礎技術は確立したものの,実用化にあたっては,下記の検討課題があり,今後継続して研究開発を実施する必要がある。1)常時微動などの微振動は干渉縞安定化装置によって影響を取り除くことが可能だが,常時微動より大きな振動の影響が大きいため,振動を抑制する機構が必要である。2)計測精度向上のために,レーザー信号強度の更なる向上が必要である。3)計測速度向上のために,レーザーの照射速度と照射間隔を設定する必要がある。
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分類 (1件):
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非破壊試験 
引用文献 (5件):

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