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J-GLOBAL ID:200902263706654863   整理番号:08A0860487

TiAu高温形状記憶合金へのCoの拡散接合

Diffusion Bonding of Co to TiAu High Temperature Shape Memory Alloy
著者 (4件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 1998-2005 (J-STAGE)  発行年: 2008年 
JST資料番号: G0668A  ISSN: 1345-9678  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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高いマルテンサイト変態温度(Ms=880K)の高温形状記憶合金(HTSMA)TiAuと高いCurie温度(Tc)=1388K)の強磁性Coとからなる高温アクチュエータ複合材料を提案する。このアクチュエータ材料は,磁場によってCo層において作用する強磁性力による曲げモードで駆動でき,HTSMAに由来する大きな作動歪を発生する。本研究の目的は,(1)ホットプレスによる拡散接合でTiAu/Co/TiAuの複合材料積層体を製造すること,(2)TiAuとCo層の間の接合界面近傍のミクロ組織を特性化すること,(3)拡散層の成長挙動を評価すること,および(4)製造に対する最適条件を決定することである。複合材料をホットプレスによって,1073,1173および1273K,10hで製造した。TiAuとCoの間の接合界面を走査型電子顕微鏡によって観察し,濃度プロファイルをエネルギー分散分光によって測定した。拡散層の成長挙動を評価するために,TiAu/Co複合材料を773,1073,1173および1273K,24h時効した。ホットプレスの後,TiAuおよびCo層は成功裏に接合し,二つの反応金属間化合物をTiAu/Co界面近傍に形成したことを見出した。金属間化合物はC11bTi(Au,Co)2とC36(Ti,Au)Co2と同定した。成長挙動に関し,拡散層の厚みは773Kでの時効によって変化しなかった。しかしながら,1073Kより上での時効温度の上昇によって厚みは増加した。拡散層の成長の見かけの活性化エネルギーは温度範囲1073~1273Kにおいて280±20kJ/molと概算した。活性化エネルギーと拡散定数の値を用い,1073K,10hのホットプレスによる拡散層の厚みは十分に薄い:12μmと予測した。この予測値は実験結果の7μmと良く一致した。(翻訳著者抄録)
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