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J-GLOBAL ID：200902264078065337   整理番号：08A0652500

水害に対する地域防災力向上を目指したリスクコミュニケーションの実践的研究

Implementation of Risk Communication for Enhancement on Community Flood Risk Mitigation

著者 (6件)： 山田文彦 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  柿本竜治 (熊本大 政策創造研究教セ) ,  山本幸 (熊本県庁 土木部) ,  迫大介 (東亜建設) ,  岡裕二 (九州流域連携会議) ,  大本照憲 (熊本大 大学院自然科学研究科)
資料名： 自然災害科学  (Journal of Japan Society for Natural Disaster Science)
巻： 27  号： 1  ページ： 25-43  発行年： 2008年05月31日 
JST資料番号： L0381A  ISSN： 0286-6021  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水害に対する地域防災力の向上を目指して,ワークショップや想定水害シナリオを用いた避難行動実験(社会実験)等を水害リスクココミュニケーションの一環として実施する手法を提案した。小学校校区における住民参加による水害避難行動実験では,想定シナリオによる避難行動の基礎データを取得・分析することができた。また。ワークショップ参加による防災意識の変化をアンケート調査した。これらの結果より,提案の水害リスクココミュニケーションが住民の自助や共助の意識を高揚させる有効な手段であることを示した。ただ,防災意識や地域防災力を持続的に向上させるためには,この手法をPDCAサイクルとして循環させ,地域独自で対応できるまで浸透させる必要がある。

シソーラス用語： *水害 ,  方法論 ,  *災害対策 ,  被験者実験 ,  避難行動 ,  防災意識 ,  防災教育
準シソーラス用語： *防災対策 ,  *リスクコミュニケーション

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  洪水対策  (RC12040I)

引用文献 (29件)：

• FALCONER, R. A. Catchment flood management. Water International. 2005, 30, 5-13
• PLATE, E. J. Flood risk and flood management. J. of Hydrology. 2002, 267, 2-11
• 池田央. 統計ガイドブック. 1989, 68
• 岩佐義朗. 氾濫水の水理の数値解析法. 京都大学防災研究所年報, B. 1980, 23, B-2, 305-317
• 及川康. 水害進展過程における住民対応行動の形成に関する研究. 土木学会論文集. 2005, No.786/IV-67, 89-101

タイトルに関連する用語 (5件)： 水害 ,  地域防災力 ,  リスク ,  コミュニケーション ,  実践的研究