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J-GLOBAL ID：200902264182529647   整理番号：08A1133436

液体アンモニア法を用いたTa₃N₅合成における前駆体材料

Precursor-material for Ta₃N₅ synthesis using liquid ammonia process

著者 (5件)： 佐々木洋 (近畿大 理工) ,  村島淳 (近畿大 理工) ,  伊藤勝久 (近畿大 理工) ,  岩崎光伸 (近畿大 理工) ,  伊藤征司郎 (近畿大 理工)
資料名： 材料技術  (Material Technology)
巻： 26  号： 5  ページ： 259-264  発行年： 2008年09月25日 
JST資料番号： Y0644A  ISSN： 0289-7709  CODEN： MTECFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 可視光が利用できる光触媒として,また,有害重金属元素を含有しない顔料として注目されるTa₃N₅合成における前駆体材料の液体アンモニウムによる組成の検討を行った。前駆体材料の組成の検討は前駆体合成時の重量変化測定を行い,DFT計算を行って構造最適化と振動数計算を行った。前駆体の合成は二核錯体のTaCl₅と液体NH₃との反応を-75°C,60minで行い反応前後の重量変化を測定した。,その結果,二核錯体のTaCl₅のTa1原子当りNH₃6分子の重量が増加することが分かった。また,,DFT/B3LYP法によって,2種類の複核錯体,5配位型単核錯体および2種類の6配位型単核錯体を前駆体材料の可能性を見出した。

シソーラス用語： *窒化物 ,  *液体アンモニア ,  無機顔料 ,  *化学合成 ,  *前駆体 ,  重量測定 ,  密度汎関数法 ,  *構造最適化 ,  振動数 ,  塩化タリウム ,  計算機コード ,  二核錯体 ,  クロロ錯体 ,  アミド錯体 ,  *タンタル化合物 ,  タンタル錯体 ,  光触媒
準シソーラス用語： B3LYP法 ,  *窒化タンタル

分類 (2件)： 塩  (CD01050V) ,  第4族,第5族元素の錯体  (CE01070U)

引用文献 (10件)：

• a)佐々木洋,村島淳,平田康博,中村謙一,北條竜彦,岩崎光伸,伊藤征司郎, Material Technology, 26, 109-113(2008). b)平田康博,中村謙一,射手矢勝真,佐々木洋,伊藤征司郎,岩崎光伸, 材料技術研究協会討論会講演要旨集, p.167(2004). c)村島淳,平田康博,射手矢勝真,佐々木洋,伊藤征司郎,岩崎光伸, 材料技術研究協会討論会講演要旨集, p.113(2005).
• Y. Lee, K, Nukumizu, T. Watanabe, T. Takata, M. Hara, M. Yoshimura, and K. Domen, Chemistry Letters, 35, 352-353 (2006).
• a) M. Hara, E. Chiba, A. Ishikawa, T. Tanaka, J. K. Kondo, and K. Domen, J. Phys. Chem. B, 107, 13441 (2003). b) W. J. Chun, A. Ishikawa, H. Fujisawa, T. Takata, J. N. Kondo, M. Hara, W. Kawai, Y. Matsumoto, and K. Domen, J. Phys. Chem. B, 107, 1798 (2003).
• a) J. E. Bleau, C. J. Carmalt, S. A. O'neill, I. P. Parkin, A. J. P. White, and David J. Williams, Polyhedron, 24, 463-468, (2005). b) J. M. Lehn, P. Heide, Y. Wang, Seigi Suh, and D. M. Hoffman, J. Mater. Chem., 14, 3239-3245 (2004).
• K. C. Jayaranthe, G. P. A. Yap, B. S. Haggerty, A. L. Rheingold, and C. H. Winter, Inorg. Chem., 35, 4910-4920 (1996).

タイトルに関連する用語 (2件)： 液体アンモニア ,  前駆体