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J-GLOBAL ID:200902264372841124   整理番号:08A0157498

路側およびバックグラウンド地点で測定された粒子の数濃度および化学組成から推定した核モード粒子の大気中での運命

Atmospheric fate of nuclei-mode particles estimated from the number concentrations and chemical composition of particles measured at roadside and background sites
著者 (6件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 949-959  発行年: 2008年02月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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日本,川崎市の路側および200m離れたバックグラウンド地点における大気粒子の数濃度および化学組成を冬季に測定し,自動車から排出された核モード粒子の大気中での運命を推定した。走査移動粒子分析形による測定は,路側において0.020μmのモード直径を持つ核モード粒子に鋭いピークを示した。対照的に,バックグラウンド地点ででは,核モード粒子のピークは観察できなかった。低圧インパクタにより,化学分析のためサイズ分離された粒子を採取した。ディーゼル排ガス粒子が,路側およびバックグラウンドステージ1(S1;0.030~0.060μm)粒子の両者に寄与していることを炭素分析が示した。全炭素(TC)に対する有機炭素(OC)の比は小さい粒子に対し増加し,路側およびバックグラウンドステージ1に対しそれぞれ28%および51%であった。核モード粒子に対するOC/TC比はS1粒子より大きく,OCは路側地点における核モード粒子の主成分の1つであるようであった。この結果および小さい粒子に対する大きなKelvin効果から,路側大気の核モード粒子はS1粒子より揮発性が高いようであった。自動車からの潤滑油が路側およびバックグラウンドS1粒子両者の有機組成に影響し,ディーゼル自動車からの粒子の排出に続いてS1粒子中のC33n-アルカンおよびより揮発性の有機化合物が大気中に蒸発することを,サイズ分離された粒子の有機分析が示唆した。大気中における核モード粒子の成分の蒸発(またはおそらく部分蒸発による収縮後の既存粒子との凝集)が,バックグラウンド大気において核モード粒子が存在しないことの原因であるようであった。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
大気汚染一般  ,  粒状物調査測定  ,  運輸交通・サービス一般 

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