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J-GLOBAL ID：200902264501279870   整理番号：09A0040170

凍結状態にある岩石の強度と変形・破壊挙動

Strength and Deformation of Frozen Rocks

著者 (3件)： 児玉淳一 (北大 大学院工学研究科) ,  後藤龍彦 (室蘭工大 工) ,  藤井義明 (北大 大学院工学研究科)
資料名： Journal of MMIJ  (Journal of MMIJ)
巻： 124  号： 12  ページ： 733-740  発行年： 2008年12月25日 
JST資料番号： F0463A  ISSN： 1881-6118  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 登別溶結凝灰岩と壮瞥安山岩を対象とし,含水飽和度の異なる供試体を-20°Cの下で凍結させて一軸圧縮試験と圧裂引張試験を実施した。歪の挙動とAE特性から凍結した岩石の変形・破壊プロセスを明らかにし,含水飽和度が岩石の強度・変形性に与える影響について検討した。凍結状態の岩石は常温下と同様に,1)空隙の閉合,2)弾性変形,3)破壊亀裂の発生と安定成長,4)破壊亀裂の不安定成長,の過程を経て強度破壊に至ることを明らかにした。含水飽和度が高くなるほど岩石の強度は大きくなり,脆性度は低下することを明らかにした。またインクルージョンモデルを用い,一軸圧縮応力下と一軸引張応力下における間隙水の力学的効果について考察した。

シソーラス用語： *岩石物性 ,  溶結凝灰岩 ,  安山岩 ,  含水量 ,  飽和度 ,  *凍結 ,  一軸圧縮試験 ,  強度 ,  変形 ,  脆性 ,  間隙水 ,  北海道 ,  一軸引張試験 ,  機械的性質
準シソーラス用語： 破壊過程

分類 (1件)： 堆積岩岩石学  (DE05040Q)

引用文献 (18件)：

• 1) JSCE: Ganban-shamen-no-chousa-to-taisaku, (Maruzen, 1999) , Chapter 5.5.
• 2) Y. Nakamura: Journal of JSEG, 20 (1979) , 140-149.
• 3) E. M. Eeckhout and S. S. Peng: Int. J. Rock Mech. Min. Sci. & Geomech. Abstr., 12 (1975) , 335-340.
• 4) J. Kodama, T. Goto, Y. Fujii, Y. Yoshida and K. Itakura: Journal of MMIJ, 117 (2001) , 718-724.
• 5) J. Kodama, Y. Ishizuka, T. Abe Y. Ishijima and T. Goto: Journal of MMIJ, 116 (2000) , 111-118.

タイトルに関連する用語 (3件)： 凍結 ,  岩石 ,  破壊挙動