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J-GLOBAL ID：200902269257905005   整理番号：09A0903110

堆積軟岩における原位置加熱実験(その3)-比抵抗トモグラフィー法を用いた高温域進展状況のモニタリング-

著者 (5件)： 窪田健二 (電力中研) ,  鈴木浩一 (電力中研) ,  池野谷尚史 (東急建設) ,  高倉望 (東急建設) ,  谷和夫 (横浜国大)
資料名： 電力中央研究所地球工学研究所研究報告  (電力中央研究所地球工学研究所調査報告)
号： N08056  ページ： 22P  発行年： 2009年07月 
JST資料番号： F0804D  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高レベル放射性廃棄物処分施設では,ガラス固化体から発生する熱の影響を考慮した施設設計が必要である。わが国で広く分布している堆積軟岩は,割れ目が少なく透水性が小さく,処分施設の候補岩体の一つと考えられている。ガラス固化体から発生する熱の影響を評価するには,軟岩中の温度分布を把握し,周囲への影響を予測する必要がある。堆積軟岩の原位置加熱実験において,加熱に伴う高温域の進展状況をモニタリングするため,比抵抗トモグラフィー法の繰返し測定を行なった。その結果,比抵抗トモグラフィー法は,ガラス固化体の発熱による影響範囲を簡易にモニターでき,かつ熱電対だけでは得られない地質構造に依存する熱伝達状況を把握できると考えられる。

シソーラス用語： *高レベル廃棄物 ,  廃棄物処分施設 ,  地中処分 ,  *軟岩 ,  原位置試験 ,  試験 ,  発熱 ,  *トモグラフィー ,  監視 ,  探査
準シソーラス用語： モニタリング ,  加熱試験 ,  繰返し探査 ,  堆積軟岩 ,  *比抵抗トモグラフィー

分類 (2件)： 放射性廃棄物  (MB05000Y) ,  岩盤の力学的性質  (HE02000H)

引用文献 (13件)：

• Archie, G. E.(1942): The electrical resistivity log as an aid in determining some reservoir characteristics, Trans. AIME., 146, pp. 54-62.
• Arps, J. J.(1953): The effect of temperature on the density and electrical resistivity of sodium chloride solutions, Petr. Trans, AIME, 198, pp. 327-330.
• 池野谷尚史・谷和夫・岡田哲実・高倉望・澤田昌孝・平野公平 (2008): 高温下における堆積軟岩の原位置加熱実験 (フェーズI), 第37回岩盤力学に関するシンポジウム講演論文集, pp. 289-294.
• 中里裕臣・奥山武彦・黒田清一郎・下川弘晃・竹内睦雄・古谷尊彦 (2005): 長期比抵抗モニタリングにおける地温変化の影響, 地すべり学会誌, 42, 4, pp. 23-31.
• 小野寺清兵衛 (1980): 電気探査の地熱指標, 物理探鉱, 33, pp. 13-20.

タイトルに関連する用語 (7件)： 堆積軟岩 ,  実験 ,  比抵抗トモグラフィー ,  高温域 ,  進展 ,  状況 ,  モニタリング