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J-GLOBAL ID：200902269283016391   整理番号：09A0428842

雄性不稔ユリ‘秋田プチホワイト’の稔性回復と花被斑点出現に対する栽培温度の影響

Effect of Temperature on Fertility Restoration and Appearance of Spots on the Perianth in Male-sterile Lily Cultivar ‘Akita Petit White’

著者 (7件)： 佐藤孝夫 (秋田県農林水産技術センター農業試験場) ,  柴田浩 (秋田県農林水産技術センター農業試験場) ,  有野賢三 (秋田県農林水産技術センター) ,  工藤寛子 (秋田地域振興局農林部) ,  間藤正美 (秋田県農林水産技術センター農業試験場) ,  山形敦子 (秋田県農林水産技術センター農業試験場) ,  三吉一光 (秋田県立大学生物資源科学部)
資料名： 園芸学研究  (Horticultural Research (Japan))
巻： 8  号： 2  ページ： 155-159 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： L4829A  ISSN： 1347-2658  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アジアティックハイブリッドユリ‘秋田プチホワイト’は雄ずいの先端に葯を形成しない特徴をもつが,栽培時期と温度が葯の表現型や花被片斑点の形成に影響することがわかった.12月定植の促成栽培および5月定植の抑制栽培において,雄性不稔性は安定して発現したが,7月中旬から下旬の定植にのみ,葯が形成され,花粉も形成された.さらに,花被片斑点は,栽培温度が高くなるに従い発現する斑点数が増加した.これらのことから,高温期を経過する7月上~下旬定植の栽培を回避するか,施設内の気温上昇を抑制する栽培管理が必要である.また,この品種は,高温処理によって容易に稔性のある花粉を形成させることができるので,育種母本としても利用可能である.(著者抄録)

シソーラス用語： 斑点 ,  花 ,  葯 ,  おしべ ,  *ユリ属 ,  *雄性不稔 ,  気温 ,  栽培
準シソーラス用語： 花被片斑点 ,  栽培温度 ,  *百合 ,  *稔性回復 ,  雄ずい

分類 (2件)： 花き・花木  (FC03044O) ,  作物の品種改良  (FC02030G)

引用文献 (9件)：

• BENEDITO, V. A. Floral homeotic mutants in lily : Double flower and festiva phenotype. Flowering Newslett. 2005, 39, 29-37
• GRASSOTTI, A. Lilium Elegance : Selection of pollenless clones. Acta Hort. 1996, 414, 125-128
• 小池安比古. スカシユリ系交雑品種における抑制栽培のためのりん茎貯蔵法. 園学雑. 1993, 62, 181-187
• 永緑哲人. 高温処理によるユリ遠縁交雑種の発芽花粉能力の向上. 園学雑. 2004, 73, 別2, 452
• SATO, T. Thermosensitivity of the restoration of male fertility and genotypic differences in the formation of aberrant filaments and pistils among three male-sterile cultivars of Asiatic hybrid lily. Acta Hort. 2006, 714, 67-74

タイトルに関連する用語 (7件)： 雄性不稔 ,  ユリ ,  秋田 ,  稔性回復 ,  花被 ,  斑点 ,  栽培温度