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J-GLOBAL ID:200902269450003094   整理番号:08A0879234

熱水流体の相分離に起因している鉱化作用の多様性:沖縄海溝背弧海盆の与那国海丘IV熱水鉱床のケーススタディー

Diverse Range of Mineralization Induced by Phase Separation of Hydrothermal Fluid: Case Study of the Yonaguni Knoll IV Hydrothermal Field in the Okinawa Trough Back-Arc Basin
著者 (8件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 267-288  発行年: 2008年 
JST資料番号: W1919A  ISSN: 1344-1698  CODEN: REGEFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オーストラリア (AUS)  言語: 英語 (EN)
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与那国海丘IV熱水噴出鉱床(北緯24°51′,東経122°42′)は沖縄海溝南部の西端部の水深1370-1385mに位置している。潜水調査船‘深海6500’を用いてのYK03-05とYK04-05調査の間にチムニー状隆起構造より現在噴出している熱水性沈殿物(硫化物,硫酸塩,炭酸塩)と高温流体類(最高温度:328°C)が広域的に採集された。採取された排出流体はClの濃集度が376-635mmol kg-1という化学的に幅広い変化を示し,これは海底床の相分離の事実を表しているものと考えられる。採取された熱水性沈殿物は鉱化作用の多様性を顕著に表しており,五つのグループに分けることができる。すなわち,1)硬石膏に富むチムニー性堆積物:硫化物鉱染したものを含む未熟成の沈殿物,2)塊状Zn-Pb-Cu硫化物類:閃亜鉛鉱,ウルツ鉱,方鉛鉱,黄銅鉱,黄鉄鉱,および白鉄鉱よりなる,3)Ba-Asチムニー性堆積物:硫化物鉱染堆積物を伴う重晶石により構成されており,ときおり鶏冠石と石黄オーバーグロース(二次成長物質)も随伴する,4)Mnに富むチムニー性堆積物:炭酸塩類(方解石と菱苦土鉱)と硫化物類(閃亜鉛鉱,方鉛鉱,黄銅鉱,アラバンダイト,および少量のテナンタイトと硫砒銅鉱)および,5)大量の天然硫黄もしくは重晶石を含有する舗石状珪化堆積物,等である。大陸縁辺の背弧海盆中の海底熱水鉱床システムはおそらく鉱化作用の多様性にとって好ましい地質状況において発達したものと考えられる。
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分類 (1件):
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金属鉱床 

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