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J-GLOBAL ID:200902271441025659   整理番号:08A0239861

球状炭化物鋳鉄のエロージョン摩耗特性

Erosive wear characteristics of spheroidal carbides cast iron
著者 (5件):
資料名:
巻: 264  号: 11-12  ページ: 947-957  発行年: 2008年05月10日 
JST資料番号: E0377A  ISSN: 0043-1648  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本調査では,球状炭化物鋳鉄(SCI)のエロージョン摩耗特性を報告した。鋳鉄構造内にバナジウム球状炭化物を結晶させるために,約10%のバナジウムを添加して,1,700~1,800°Cの温度において,SCIを作製した。球状炭化物含有・高マンガン鋳鉄(SCI-VMn),球状炭化物含有・高V-Cr-Ni鋳鉄(SCI-VCrNi),白鋳鉄(WCI)などを用意し,ショットブラスチング・マシンを用いて,エロージョン摩耗試験を行った。10°~90°の衝撃角度範囲における材料の除去量によって,エロージョン損傷を評価した。垂直断面における表面金属流れが観察された。走査電子顕微鏡(SEM)によって,各材料の表面モルホロジーを特性づけた。エロージョン摩耗のメカニズムとして,衝撃角度の影響及び試験片の摩耗特性における差異などを論議した。実験結果から,「SCIにおけるエロージョン率は,WCIにおけるそれらの約1/4~1/5である」ことを明らかにした。SCI-VMnの試験表面の硬度は,初期の504HVから3,600sのブラスチング後の804HVへと増加した。表面構造におけるオーステナイトは,マルテンサイトへと変態して,表面を硬化し,エロージョン率を低下させることを明らかにした。同様に,SCI-VCrNi上には,加工硬化の効果も発生し,その表面硬度を478HVへと増加させた。SCIシリーズは,優れたエロージョン摩耗抵抗を有しており,また,摩耗抵抗材料として,広範な適用を見出すために期待されていることを明らかにした。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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機械的性質  ,  潤滑一般  ,  金属の機械的性質 
タイトルに関連する用語 (5件):
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