抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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親潮域では,毎年春季に大規模な珪藻ブルームが形成され(Saito et al.,2002),高次栄養段階の生産(Sakurai,2007)や海洋表層の二酸化炭素分圧を下げる効果(Takahashi et al.,2002)が高い海域となる。本海域における生態学的,生物地球化学的知見は90年代以降,A-Lineモニタリングにより継続的に広範囲なデータが蓄積されてきたが,植物プランクトンの群集構造を詳細に調べた知見は少ない。また,各航海の観測期間が短く,親潮ブルームを長期に渡って観測した報告はほとんどない。本発表では,OECOS-WEST(Oceanic eco-dynamics comparison in the subarctic Pacific)およびBLOSSOM(Blooming Plankton Succession Study in the Oyashio Marine Ecosystem)の一環として親潮ブルームの最盛期から衰退期にかけての珪藻類の群集組成を調査したので報告する。(著者抄録)