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J-GLOBAL ID:200902272062442826   整理番号:09A0154008

改良した噴霧熱分解蒸着技術で調製したTiO2多孔質膜の光触媒能力

Photocatalytic ability of TiO2 porous film prepared by modified spray pyrolysis deposition technique
著者 (3件):
資料名:
巻: 117  号: 1362  ページ: 203-207 (J-STAGE)  発行年: 2009年 
JST資料番号: F0382A  ISSN: 1882-0743  CODEN: JCSJEW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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噴霧熱分解蒸着(SPD)技法では,膜材料の蒸着と表層構造の生成が同時に起こり,したがって,本法はミクロ構造が制御された薄膜の調製に適している。ここでは,TiO2多孔質膜を得るSPD技法を改良して,得られた膜を光触媒として評価した。改良したSPD技法は,ナノ多孔質膜を形成するための連続した3段階から成る。初めに,粒径40nmのTiO2コロイドとプロパノールにそれぞれ分散あるいは溶解したTi-アルコキシドの混合物を,70°C以上に加熱したガラス基板上に断続的に10回噴霧した。次に,水に分散した同じコロイド性TiO2を,150°C以上で膜の上に同様に噴霧した。終りに,2回被覆のTiO2膜を500°C×1hで焼きなました。このプロセスの5回反復によって,厚さ2.5μmの多孔質膜が得られ,TiO2粒子間のあらゆる接点に首が形成された。触媒としての膜の有効表面積は非多孔質TiO2膜より8倍大きかった。紫外域照射下で水性着色物や気体臭気成分の両方の分解によって,膜の光触媒特性を評価した。例えば,反応係数はメチレン青について非多孔質膜の0.02min-1から0.05min-1まで,また硫化ジメチルについては0.05min-1から0.14min-1まで増大した。その結果,改良SPD技法によって調製したTiO2多孔質膜は有用な光触媒として大きな可能性を持っている。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (3件):
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セラミック・陶磁器の製造  ,  触媒操作  ,  光化学一般 
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