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J-GLOBAL ID:200902274218108550   整理番号:08A1083260

培養にて肝癌細胞の増殖及び浸潤に対するギンゲロールの阻害効果

Inhibitory effect of gingerol on the proliferation and invasion of hepatoma cells in culture
著者 (3件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 129-136  発行年: 2008年06月 
JST資料番号: T0921A  ISSN: 0920-9069  CODEN: CYTOER  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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培養にてラット腹水肝癌AH109A細胞の増殖及び浸潤に対する[6]-ギンゲロールの影響及びその作用機序を調べた。細胞の酸不溶性画分への[3H]チミジン取り込みで細胞増殖を,ラット腸間膜由来中皮細胞との共培養で浸潤を測定した。ショウガの根から得たジンジャー油の主要フェノール性刺激性成分,[6]-ギンゲロールは6.25-200μM(増殖阻害)及び50-200μM(浸潤阻害)で用量依存性様式にて細胞の増殖及び浸潤を共に阻害した。[6]-ギンゲロールはS期で細胞内に蓄積し,細胞倍加時間を延長し,アポトーシスの割合を増大した。ヒポキサンチン(HX)及びキサンチンオキシダーゼ(XO)と,または過酸化水素とあらかじめ培養した細胞は浸潤活性を増大した。しかし,[6]-ギンゲロールはHX及びXOと,あるいは過酸化水素との同時処理により,細胞の反応性酸素種により亢進する浸潤能力を抑制すると共に細胞内過酸化物レベルを低下した。以上から,[6]-ギンゲロールによる肝癌細胞の増殖抑制が細胞周期停止及びアポトーシス誘発によると推定された。また,[6]-ギンゲロールの抗酸化的性質が肝癌細胞の抗浸潤活性に関与している可能性も示唆した。従って,[6]-ギンゲロールが腫瘍の増殖及び転移の阻止に有益である可能性を示し,癌の栄養素的制御の局面から重要であると推定した。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞分裂・増殖  ,  植物の生化学  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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