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J-GLOBAL ID：200902274723172181   整理番号：09A0610925

既製杭を使用した中柱におけるパイルキャップの耐震性能評価に関する実験

SEISMIC RESISTANCE OF REINFORCED CONCRETE INTERIOR PILE CAP USING PRECAST PILE

著者 (6件)： 岸田慎司 (芝浦工大 工) ,  久保田篤史 (大林組) ,  石川一真 (ジャパンパイル 技術本部) ,  酒井慎二 (芝浦工大 大学院工学研究科) ,  小林恒一 (原子力安全基盤機構) ,  林静雄 (東京工大 セキュアマテリアル研究セ)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 640  ページ： 1131-1136  発行年： 2009年06月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： パイルキャップは地震時に上部構造の応力を地盤に伝達する重要な部材であり,地震時には複雑な内部応力を生じるが,その損傷状況は確認が困難で,地震時の挙動は明かでない。本論では中柱の柱脚部パイルキャップにおける地震時挙動を把握し,パイルキャップの合理的な設計に必要なデータを実験的に求めた。試験体は6~10層建物のパイルキャップと柱・基礎梁・杭で構成される十字形部分架構の1/4縮尺模型とし,パイルキャップが柱と同寸法の「標準型」と「縮小型」を用いた。これに地震を想定した繰返し荷重を加え,層せん断力-層間変形角,基礎梁主筋の歪分布,パイルキャップのせん断強度とせん断変形を測定した。とりあえずの結論として,本実験の範囲ではパイルキャップの地震時挙動は既往の研究結果から推定可能であることが判った。しかし,本実験と異なる条件下の挙動については今後の研究が必要である。

シソーラス用語： *杭頭 ,  *評価 ,  模型試験 ,  繰返し荷重 ,  接合部 ,  剪断変形 ,  *既製杭 ,  *耐震性能評価
準シソーラス用語： *パイルキャップ

分類 (3件)： 杭,杭基礎,矢板式基礎  (RA03080W) ,  建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P) ,  構造動力学  (HD02000E)

引用文献 (7件)：

• 1) 日本建築学会:建築基礎構造設計指針
• 2) 田邉成ほか:4本杭に支持されたRC床版の降伏線理論による曲げ耐力算定式,コンクリート工学年次論文報告集,20巻3号,pp.235-240,1998
• 3) 鈴木邦康:鉛直力と曲げモーメントを受ける杭支持独立フーチングの破壊性状と耐力に関する実験的研究,コンクリート工学年次論文報告集,27巻2号,pp.517-522,2005
• 4) 酒井慎二ほか:2本群杭で支持されたパイルキャップの鉛直載荷に対する耐震性能評価,コンクリート工学年次論文報告集,29巻3号,pp.415-420,2007
• 5) 小林勝巳ほか:水平力を受ける場所打ち杭-基礎梁部分架構の力学的特性に関する研究,日本建築学会構造系論文集,509号,pp.83-90,1998.7

タイトルに関連する用語 (5件)： 既製杭 ,  中柱 ,  パイルキャップ ,  耐震性能評価 ,  実験