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J-GLOBAL ID:200902274757933246   整理番号:09A0948701

北海道における積雪成分の長期変動(1988-2008年)

Long Term Trend of Snow cover components in Hokkaido (1988-2004)
著者 (15件):
資料名:
号: 35  ページ: 61-68  発行年: 2009年08月 
JST資料番号: S0910A  ISSN: 0916-8656  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1988-2008年にかけて,4年ごとに北海道各地の積雪調査を行った。積雪には湿性沈着,乾性沈着の両方が含まれており,この調査では全道の最大積雪深の時期に試料を採取することで全積雪中に含まれる大気汚染物質全沈着量とその分布および長期変動を明らかにすることを目的としている。今回の2008年調査までの結果より,・長距離輸送によると思われる大気汚染物質は日本海側で多い。・非海塩由来硫酸イオン蓄積量は1990年代から2008年まで減少しているのに対し硝酸イオンは逆に増加している。・主たる酸性化物質は硫黄酸化物から窒素酸化物へと変化してきている。ことが明らかとなった。北海道内での大気質に大きな変動がないことから,この変化は大陸からの越境大気汚染が大きく寄与していると考えられる。なお2008年には非海塩由来硫酸イオン及び硝酸イオンの平均濃度の大幅な上昇が確認されたが,この要因として2008年の積雪水量が少なかったことが挙げられる。全調査を通して日本海側の蓄積量が多いこと,並びに硝酸イオン,アンモニウムイオンなど窒素を含むイオン蓄積量の増加傾向が確認されている。このため,この地域では雪に蓄積された大気汚染物質が融雪時に短期間に放出されることによる土壌,植生,水質等への影響を検討する必要がある。(著者抄録)
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分類 (1件):
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気圏環境汚染 
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