抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大麦(Hordeum vulgare vulgare L.)は古来の穀粒であり,栽培化に際して主に食品穀粒から飼料および麦芽穀粒へと発展した。しかし,大麦の食品利用は今日世界のあちこちで,特にアジアと北アフリカ,の幾つかの文化では変わらずに重要となっていて,栄養価の理由で世界中で関心が改めて見直されている。この総説は,穀粒の硬さと色,穀粒澱粉,およびβグルカン含量を含む大麦の食品利用のための関心の幾つかの主な観点/形質の深い考察と同様に,大麦の食品利用および大麦穀粒の食品利用のための加工処理についての基礎的および一般的情報を扱う。これらの形質は,それらの遺伝および育種を通じた大麦の改良と同様に加工処理および栄養に対するそれらの効果に関して記述される。ところが,上にあげた観点は含量,形状,遺伝学的形質,生理,および幾つかの場合栄養的品質について大麦で相対的に広く研究されていて,加工処理および食物製品開発の機能的性質についてはほとんど知られていない。大麦の食品利用のための見直された関心は,主に血液コレステロール濃度および血糖指数を下げるβ-グルカンの効果の周辺に集中している。全粒大麦食品もまた増加した飽食と体重減に関係するように見える。小麦(Triticum aestivum),燕麦(Avena sativa),米((Oryza sativa),およびトウモロコシ(Zea mays)のような現在使用されている穀粒との部分的および全体的代替として多数の穀類基礎の食物製品において大麦を利用する大きな可能性がある。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.