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J-GLOBAL ID：200902275692590237   整理番号：09A1056119

サメが丸ごと化粧品原料や機能性食品に

著者 (3件)： 野村義宏 (東京農工大 農 硬蛋白質利用研究施設) ,  高橋滉 (中華・高橋) ,  笹辺修司 (ホソカワミクロン)
資料名： 生物工学会誌  (Biotechnology)
巻： 87  号： 9  ページ： 452-453  発行年： 2009年09月25日 
JST資料番号： G0440B  ISSN： 0919-3758  CODEN： SEKAEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： サメは,ヒレ部分が高級食材として珍重されるものの,ヒレ以外の部分の利用は進んでいない。その原因の一つは,独特のアンモニア臭をもつことである。本稿では,サメの可食部の有効利用について検討した。現代では,サメ肉は「はんぺん」や魚肉練り製品の増量的な使われ方が多く,主役になることはない。しかし,サメは有効な資源であり,たとえば,サメの軟骨はコンドロイチン硫酸の原料として利用され,ある種のサメの肝臓からはスクワレンを採取することができ,サメ皮は鞣し革として高級ハンドバックや靴にも利用される。その他,サメ皮由来のコラーゲンをサクシニル化すれば,化粧品として利用できることが分った。また,サメ肉の酵素加水分解物の機能性を探求する試みも盛んである。

シソーラス用語： *サメ類 ,  *化粧品 ,  *機能性食品 ,  アンモニア ,  魚肉 ,  すり身 ,  コンドロイチン硫酸 ,  革 ,  コラーゲン ,  加水分解 ,  酵素反応 ,  ポリエン ,  鎖状トリテルペン
準シソーラス用語： 鞣皮

分類 (3件)： 魚類  (FH02020K) ,  動物性水産食品  (FJ13020C) ,  精油・香料・化粧品一般  (YG03010W)

物質索引 (1件)： スクワレン

タイトルに関連する用語 (3件)： サメ ,  化粧品原料 ,  機能性食品