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J-GLOBAL ID:200902276279634230   整理番号:08A0495514

Rab5活性のイメージングにより同定されたファゴソーム成熟に必須の制御因子

Imaging of Rab5 activity identifies essential regulators for phagosome maturation
著者 (8件):
資料名:
巻: 453  号: 7192  ページ: 241-245  発行年: 2008年05月08日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アポトーシス細胞の効率よい貪食は,組織恒常性の維持や免疫応答に極めて重要である。Rab5は早期のエンドサイトーシス経路の重要な制御因子として知られており,最近,我々はRab5がアポトーシス細胞の貪食にも関与することを示した。しかしながら,それらの過程でのRab5活性の時空間的変化はよくわかっていなかった。今回我々は,アポトーシスを起こした胸腺細胞が貪食される過程でのRab5活性の変化を,新たに開発した蛍光共鳴エネルギー移動バイオセンサーを用いて示す。ファゴソームを包むアクチンコートの分解と同時に,ファゴソーム膜上でのRab活性の上昇が始まる。Rab5の活性化は,持続的あるいは繰り返して10分間続き,貪食されたアポトーシス細胞が崩壊する前に終了した。優性ネガティブ変異体のRab5を発現させるとアポトーシス細胞の崩壊が遅延し,これはRab5がファゴソームの成熟に関与することを意味する。ノコダゾール処理により微小管を破壊すると,アポトーシス細胞の呑み込みは正常に起こるが,ファゴソーム膜上でのRab5の活性化が抑制された。また,アポトーシス細胞の貪食時のRab5活性化に必須なグアニンヌクレオチド交換因子がGapex-5であることがわかった。Gapex-5は微小管プラス端結合タンパク質のEB1に結合しており,EB1を欠失させると貪食時のRab5の活性化が抑制される。以上の結果から,我々は,微小管を介したGapex-5のファゴソームへの動員が,ファゴソーム膜上でのRab5の一過性の活性化を誘導するという作用モデルを提唱する。Copyright Nature Publishing Group 2008
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分類 (1件):
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細胞生理一般 
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