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J-GLOBAL ID：200902277588591070   整理番号：09A1174980

瀬戸内海における季節的循環の数値研究

A Numerical Study of the Seasonal Circulation in the Seto Inland Sea, Japan

著者 (3件)： CHANG Pil-Hun (National Inst. Meteorological Res., Seoul, KOR) ,  GUO Xinyu (Ehime Univ., Matsuyama, JPN) ,  TAKEOKA Hidetaka (Ehime Univ., Matsuyama, JPN)
資料名： Journal of Oceanography  (Journal of Oceanography)
巻： 65  号： 6  ページ： 721-736  発行年： 2009年12月 
JST資料番号： G0159B  ISSN： 0916-8370  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 瀬戸内海における海水循環の季節変動を高解像度の三次元数値海洋モデルを用いて研究した。モデル結果は長期平均海面流と海況データとの比較により評価した。シミュレートしたモデル結果は観測と一致し,別個の夏季・冬季循環型を示す。夏季には,海峡の近くでは強い潮汐混合のために海水はよく混合されるが,海盆域の海水は非常に成層化している。この期間中,コールドドームがいくつかの海盆で作られ,安定した低気圧性渦を発生させる。コールドドームと関連した低気圧性循環は5月から発達し,表層の冷却が始まる秋に消える。淡水注入をしない実験は,海盆規模の河口循環が夏季には低気圧性渦と共存することを示す。前者はコールドドームが消えた後の秋季循環で支配的になる。冬季には,海水はよく鉛直混合し,冬季の風が循環において重要な役割を演じる。北西風は深水において風上流を,浅水において風下流を誘発する。それは,垂直的に平均化した流況場で,周防灘に”二重渦型”を,燧灘に2つの低気圧性渦を,播磨灘に高気圧性循環を形成する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 瀬戸内海 ,  *海洋循環 ,  *季節的変動 ,  シミュレーション ,  海洋モデル ,  *海洋構造 ,  渦 ,  低気圧 ,  海面
準シソーラス用語： コールドドーム ,  数値シミュレーション ,  低気圧性渦

分類 (1件)： 海洋の構造・力学・循環  (DC06030G)

引用文献 (39件)：

• AWAJI, T. Tidal exchange through a strait : A Numerical experiments using a simple model basin. J. Phys. Oceanogr. 1980, 10, 1499-1508
• BALOTRO, R. S. Circulation and material transport in Suo-Nada during spring and summer. J. Oceanogr. 2002, 58, 759-773
• BLUMBERG, A. F. A description of a three dimensional coastal ocean circulation model. Three-Dimensional Coastal Ocean Models. 1987, 1-16
• CSANADY, G. T. Circulation in the Coastal Ocean. 1982
• DAVIS, A. M. Effects of topography and mixing parameterization upon the circulation in cold water domes. J. Geophys. Res. 2006, 111, C03018

タイトルに関連する用語 (5件)： 瀬戸内海 ,  季節 ,  循環 ,  数値 ,  研究