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J-GLOBAL ID：200902277947987945   整理番号：08A1253734

機能性結晶化ガラス リチウムイオン伝導性結晶化ガラス

著者 (2件)： 辰巳砂昌弘 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  林晃敏 (大阪府大 大学院工学研究科)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 43  号： 12  ページ： 1051-1054  発行年： 2008年12月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リチウムイオン電池は携帯機器用電源に汎用されているが,自動車蓄電池への応用に向けて電池の安全性の抜本的な向上が課題である。可燃性の有機電解液を無機系固体電解質に置き換える「全固体電池」を実現するキーマテリアルは,高いリチウムイオン伝導性を示す無機固体電解質である。本稿では,リチウムイオン伝導性を示すガラス及び結晶の固体電解質を紹介し,酸化物系及び硫化物系結晶化ガラス電解質の開発経緯について概説した。結晶化ガラス電解質には粒界の影響を低減した緻密な電解質が得られるメリットがある。熱処理によって高イオン伝導性が初晶として析出しやすいというガラスの優位性を利用し,通常の固相法では困難な準安定結晶の析出が可能である。

シソーラス用語： *ガラスセラミック ,  機能材料 ,  *リチウムイオン電池 ,  電気自動車 ,  固体電解質電池 ,  *固体電解質 ,  *イオン伝導 ,  酸化物 ,  硫化物 ,  熱処理 ,  結晶粒界 ,  析出物 ,  核形成 ,  結晶成長 ,  結晶化 ,  アンモニウム化合物 ,  セラミック ,  リン酸塩 ,  亜鉛化合物 ,  リチウム化合物 ,  リン化合物 ,  電気伝導率 ,  温度依存性 ,  NASICON【化合物】
準シソーラス用語： 結晶化ガラス ,  機能性材料 ,  NASICON ,  導電率

分類 (2件)： ガラスの製造  (YC02020O) ,  二次電池  (YB04030K)

引用文献 (21件)：

• TARASCON, J.-M. Nature. 2001, 414, 359-367
• MINAMI, T. Solid State Ionics for Batteries. 2005, 1-3
• TATSUMISAGO, M. J. Non-Cryst. Solids. 1987, 95&96, 857-864
• RIBES, M. J. Non-Cryst. Solids. 1980, 38&39, 271-276
• MINAMI, T. Solid State Ionics. 2000, 136-137, 1015-1023

タイトルに関連する用語 (3件)： 機能性 ,  結晶化ガラス ,  リチウムイオン