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J-GLOBAL ID：200902279260302058   整理番号：08A0639050

YVO₄:Bi³⁺,Eu³⁺ナノ蛍光体の低温湿式化学合成及び光ルミネセンス特性

Low-temperature wet chemical synthesis and photoluminescence properties of YVO₄: Bi³⁺, Eu³⁺ nanophosphors

著者 (3件)： TAKESHITA Satoru (Dep. of Applied Chemistry, Fac. of Sci. and Technol., Keio Univ., 3-14-1 Hiyoshi, Kohoku-ku, Yokohama 223-8522, JPN) ,  ISOBE Tetsuhiko (Dep. of Applied Chemistry, Fac. of Sci. and Technol., Keio Univ., 3-14-1 Hiyoshi, Kohoku-ku, Yokohama 223-8522, JPN) ,  NIIKURA Seiji (SINLOIHI Co. Ltd., 2-19-12 Dai, Kamakura 247-8550, JPN)
資料名： Journal of Luminescence  (Journal of Luminescence)
巻： 128  号： 9  ページ： 1515-1522  発行年： 2008年09月 
JST資料番号： D0731A  ISSN： 0022-2313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： YVO₄:Bi³⁺,Eu³⁺ナノ蛍光体をクエン酸介助の低温ウエット化学合成により調製した。コロイド溶液を60°Cで熟成すると,結晶性YVO₄:Bi³⁺,Eu³⁺ナノロッドが非晶質ゲル前駆体から形成され,そのことは透過型電子顕微鏡及びX線回折(XRD)により確定された。YVO₄:Bi³⁺,Eu³⁺ナノ蛍光体は,近紫外光励起の下でBi³⁺からEu³⁺へのエネルギー移動により発光する。発光強度は熟成過程での結晶相のフラクションの増大とともに増大する。O^2--V⁵⁺及びO^2--Eu³⁺電荷移動の励起ピークと比べてのBi³⁺-V⁵⁺電荷移動に対応する励起ピークは結晶化が完了するまで徐々に強くなる。もっとも,YVO₄に結合する個々のBi³⁺及びEu³⁺イオンの含有量は一定に保たれる。熟成を結晶化完了後も続けると,結合Bi³⁺の含有量は徐々に増大し,発光強度はBi³⁺イオンの間のエネルギー移動の結果として減少する。それらの結果は,結晶相及び結合Bi³⁺及びEu³⁺イオンの含有量のフラクションに加えて,Bi³⁺付近の局所化学状態が光ルミネセンス特性に重要な役割を演じることを示す。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *バナジウム酸塩 ,  *イットリウム化合物 ,  *ドーピング ,  *ビスマス ,  *ユウロピウム ,  カチオン ,  *蛍光体 ,  ナノ構造 ,  化学合成 ,  透過型電子顕微鏡 ,  X線回折 ,  ナノロッド ,  エネルギー移動 ,  近紫外線 ,  光ポンピング ,  電荷移動 ,  熟成 ,  結晶化 ,  *光ルミネセンス ,  発光スペクトル ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸
準シソーラス用語： 光励起

分類 (2件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

物質索引 (1件)： クエン酸

タイトルに関連する用語 (4件)： ナノ蛍光体 ,  低温 ,  化学合成 ,  光ルミネセンス