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J-GLOBAL ID：200902279600349488   整理番号：09A1273413

アブシジン酸シグナル伝達の構造基盤

Structural basis of abscisic acid signalling

著者 (16件)： MIYAZONO Ken-ichi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MIYAKAWA Takuya (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SAWANO Yoriko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KUBOTA Keiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KANG Hee-Jin (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ASANO Atsuko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MIYAUCHI Yumiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TAKAHASHI Mihoko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ZHI Yuehua (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  FUJITA Yasunari (Japan International Res. Center for Agricultural Sci., Ibaraki, JPN) ,  YOSHIDA Takuya (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KODAIRA Ken-Suke (Japan International Res. Center for Agricultural Sci., Ibaraki, JPN) ,  KODAIRA Ken-Suke (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YAMAGUCHI-SHINOZAKI Kazuko (Japan International Res. Center for Agricultural Sci., Ibaraki, JPN) ,  YAMAGUCHI-SHINOZAKI Kazuko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TANOKURA Masaru (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Nature (London)  (Nature (London))
巻： 462  号： 7273  ページ： 609-614  発行年： 2009年12月03日 
JST資料番号： D0193B  ISSN： 0028-0836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物ホルモンのアブシジン酸(ABA)は,乾燥などの環境ストレスに対する植物の適応を司るとともに,種子成熟などの発生シグナルを調節する。植物体内では,PYR/PYL/RCARファミリーのSTARTタンパク質がABAと結合し,グループAのプロテインホスファターゼ2C(PP2C)のホスファターゼ活性を阻害する。PP2Cは,ABAシグナル伝達の中心的な負の調節因子である。本論文では,(+)-ABAと結合したABA受容体PYL1,およびそれがさらにPP2Cタンパク質ABI1と結合した複合体の結晶構造を示す。PYL1は,STARTタンパク質特異的なリガンド結合部位によって(+)-ABAと結合し,このとき閉じた蓋の表面には疎水性のポケットが形成される。(+)-ABAと結合したPYL1は,その疎水性ポケットを用いてABI1の活性部位を栓のように覆うことにより,ABI1のPP2Cドメインと強く相互作用する。今回の結果は,ABAシグナル伝達において,PYL1がABI1を(+)-ABA依存的に阻害する仕組みの構造基盤を明らかにするものである。Copyright Nature Publishing Group 2009

シソーラス用語： 植物ホルモン ,  細胞情報伝達 ,  *セリン/トレオニン特異的タンパク質ホスファターゼ ,  *ホルモン受容体 ,  *タンパク質複合体 ,  三次構造 ,  X線回折 ,  結晶構造 ,  タンパク質 ,  活性部位 ,  不飽和カルボン酸 ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  単環セスキテルペン ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： ABI1蛋白質 ,  *PYL1 ,  アブシジン酸受容体 ,  *蛋白質ホスファターゼ2C

分類 (1件)： 分子構造  (EB03020Y)

物質索引 (1件)： (+)-アブシジン酸

タイトルに関連する用語 (3件)： アブシジン酸 ,  シグナル伝達 ,  基盤