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J-GLOBAL ID：200902280216380309   整理番号：08A1065633

生物の年代測定・年齢査定 1.放射性炭素同位体を用いた年代測定 2 大気圏核実験由来放射性炭素14を用いた生態学

著者 (5件)： 陀安一郎 (京大 生態学研究セ) ,  兵藤不二夫 (スウェーデン農科大) ,  兵藤不二夫 (日本学術振興会) ,  石川尚人 (京大 生態学研究セ) ,  石川尚人 (京大 大学院理学研究科)
資料名： 生物の科学 遺伝  (生物の科学 遺伝 別冊)
巻： 62  号： 6  ページ： 90-94  発行年： 2008年11月01日 
JST資料番号： F0863A  ISSN： 0387-0022  CODEN： IDENB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 第二次世界大戦後の米ソ冷戦に伴って行われた大気圈核実験によって,1960年代前半には大気中の¹⁴CO₂濃度が1950年当時の倍近くまで上昇した。この¹⁴C濃度は,大気圈核実験が禁止されて以降,生物圏や海洋に取り込まれていく過程で単調減少している。この関係を陸上生態系や水域生態系に用いることにより,炭素循環から見た「時間軸」を生態系に与えることが可能になることが近年明らかになってきた。これは,大気中の二酸化炭素の行方を研究する「長期曝露実験」ととらえることもできる。本稿では,近年の研究動向を簡単にレビューするとともに,筆者らがかかわる共同研究に関して紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： 炭素同位体 ,  *年代測定 ,  気圏 ,  炭素14 ,  生態学
準シソーラス用語： 核実験 ,  大気圏 ,  放射性元素

分類 (1件)： 地球化学に関する年代測定  (MC03011P)

引用文献 (19件)：

• Kitagawa, H.& van der Plicht, J. Science, 279, 1187-1190(1998).
• Spalding, K. L., Buchholz, B. A., Bergman, L. E., Druid, H.& Frisén, J. Nature, 437, 333-334(2005).
• Spalding, K. L., Bhardwaj, R. D., Buchholz, B. A., Druid, H.& Frisén, J. Cell, 122, 133-143(2005).
• Spalding, K. L., Arner, E., Westermark, P. O., Bernard, S., Buchholz, B. A., et al. Nature, 453, 783-787(2008).
• Hobble, E. A., Weber, N. S., Trappe, J. M.& van Klinken, C. J. New Phytol., 156, 129-136(2002).

タイトルに関連する用語 (10件)： 生物 ,  年代測定 ,  年齢査定 ,  放射性炭素 ,  同位体 ,  大気圏 ,  核実験 ,  放射性 ,  炭素14 ,  生態