実栽培地のトマトにおける水分ストレスの早期発見

TAKAYAMA Kotaro; NISHINA Hiroshige

文献

J-GLOBAL ID：200902280764212279 整理番号：08A0130757

実栽培地のトマトにおける水分ストレスの早期発見

Early Detection of Water Stress in Tomato Plants Based on Projected Plant Area

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資料名：
巻： 45 号： 4 ページ： 241-249 発行年： 2007年12月
JST資料番号： Z0802B ISSN： 1880-554X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：解説発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

高糖度トマト生産のための正確な潅水制御を行うためには,トマト植物体における水分ストレスの早期検出が要求される。この目的を達成するために,市販の安価なデジタルスチールカメラで捉えたデジタルカラー画像によって算出できる新規の水分ストレス検出法を開発した。第1段階では,葉温,水分ポテンシャル,蒸散率,光合成率などの植物生理学的情報と比較し,水分ストレス指標としてトマト植物体の計測部位を本手法で測定することの効果を確認した。次に,デジタルカラー画像から計測部位を自動計測するための画像処理アルゴリズムを,判別分析法によって確立した。さらに,水分ストレスの早期検出するために計測部位に対する最も効果的な測定角度を調べ,90度の角度がトマト植物体の水分ストレスに対し最も敏感であることがわかった。本手法の特徴は,水分ストレスの指標として計測部位が安定していること,測定機器が安価であること,本システムの取り付けが容易であることなどである。これらの特徴から,実際のトマト栽培施設に導入し,高糖度トマト生産のための潅水制御に利用することができる。(翻訳著者抄録)

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野菜 , 植物生理学一般

引用文献 (12件)：

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