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J-GLOBAL ID:200902282343798137   整理番号:08A1238584

Ruminococcus albusのセロビオース2-エピメラーゼの酵素特性及び酵素による稀な少糖類の合成

Enzymatic properties of cellobiose 2-epimerase from Ruminococcus albus and the synthesis of rare oligosaccharides by the enzyme
著者 (10件):
資料名:
巻: 79  号:ページ: 433-441  発行年: 2008年06月 
JST資料番号: H0764A  ISSN: 0175-7598  CODEN: EJABDD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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R.albus NE1のセロビオース2-エピメラーゼ(CE)遺伝子及びアフィニティー標識ヒスチジンオリゴペプチド遺伝子を組み込んだプラスミドpCE23aを作製し,大腸菌を用いて組換CEの発現及び特性を調べた。pCE23aベクターの挿入で形質転換した大腸菌細胞の培養にてIPTG添加により発現を誘導し,菌体内蓄積組換CEをNi-NTAアフィニティークロマトグラフィーで精製した。均質的に88%の高収率で精製できた組換酵素は分子量がSDS-PAGE及びゲルろ過で測定して各々43.1及び44.0kDaであった。最適活性がおよそ30°C及びpH7.5を示した組換酵素の活性を各種金属イオン,N-ブロモスクシンイミド,ヨード酢酸及びPCMBが阻害した。セロ少糖類に加えて組換酵素は乳糖を効率的に2-エピマー化して4-O-β-ガラクトピラノシル-D-マンノース(エピラクトース)を生成したが,この反応で稀な少糖類が牛乳で生じていた。乳糖及びセロビオースに対するKm,並びにkcat/Km値は各々33及び13.8mM,並びに1.6及び4.6/秒・mMであった。なお,N-アセチル-D-グルコサミン,ウリジン5′-2リン酸-グルコース,D-グルコース6-リン酸,マルトース,ソホロース,ラミナリビオース及びゲンチオビオースは組換酵素の基質としては不活性であった。また,エピラクトースがラット腸管酵素に耐性であり,ヒト成人ビフィドバクテリアで利用され,Caco-2細胞での密着結合透過性刺激作用のあることを証明した。以上の結果から,この稀な二糖,エピラクトースが前生物的物質として使用される見込みのあることを示唆した。
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分類 (3件):
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酵素生理  ,  遺伝子発現  ,  酵素の応用関連 
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