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J-GLOBAL ID：200902283075231494   整理番号：08A0516241

コーティングで打ち勝つ(2) -ソフト&マテリアル編- 水溶液からの金属酸化物薄膜合成法 -液相析出法-

著者 (1件)： 青井芳史 (龍谷大 理工)
資料名： コンバーテック  (Convertech)
巻： 36  号： 5  ページ： 52-57  発行年： 2008年05月15日 
JST資料番号： Y0873A  ISSN： 0911-2316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水溶液に基材を浸漬するだけで,常温,常圧で金属酸化物薄膜をその表面に析出させる,液相析出法を紹介した。金属フルオロ錯体の加水分解平衡反応を利用し,その平衡を酸化物生成側にシフトさせる促進剤(ホウ酸,金属アルミ)を添加することにより,薄膜を得る方法である。特徴は,基材を選ばず,密着性,緻密性に優れた膜ができ,複合化も容易である。シリカ,チタニア,フェライト等の合成例とその応用例を紹介した。更に,複合化として,金属微粒子混合膜,有機-無機ハイブリッド膜を示した。3次元構造体として,鋳型合成を利用したナノホールアレイも示した。本法は,電子材料,光電材料,各種センサ等機能性材料への展開が期待できる。

シソーラス用語： 液相成長 ,  *薄膜成長 ,  *フルオロ錯体 ,  *金属酸化物 ,  加水分解 ,  化学平衡 ,  ホウ酸 ,  アルミニウム ,  *水溶液 ,  母材 ,  *浸漬 ,  中温 ,  気圧 ,  密着性 ,  密度 ,  複合膜 ,  酸化チタン ,  フェライト ,  微粒子 ,  有機-無機ハイブリッド ,  三次元 ,  鋳型反応 ,  アレイ ,  電気材料 ,  センサ ,  機能材料 ,  二酸化ケイ素
準シソーラス用語： シリカ ,  *液相析出法 ,  促進剤 ,  基材 ,  常温 ,  常圧 ,  緻密性 ,  複合化 ,  チタニア ,  金属微粒子 ,  鋳型合成 ,  ナノホールアレイ ,  光電材料 ,  文献レビュー

分類 (4件)： 酸化物薄膜  (BK14050P) ,  ガラス・セラミック被覆一般  (YC02010D) ,  表面処理  (YH04112X) ,  化成処理  (WC08050J)

引用文献 (42件)：

• H. Nagayama, H. Honda, and H. Kawahara: J. Electrochem. Soc., 135, 2013(1988)
• A. Hishinuma, T. Goda, M. Kitaoka, S. Hayashi, and H. Kawahara: Appl. Surf. Sci., 48/49, 405(1991)
• T. Homma, T. Katoh, Y. Yamada, and Y. Murao: J. Electrochem. Soc., 140, 2410(1993)
• C. F. Yeh and C. L. Chen: J. Electrochem. Soc., 142, 3579(1995)
• C. F. Yeh, C. L. Chen, W. Lur, and P. W. Yen: Appl. Phys. Lett., 66, 938(1995)

タイトルに関連する用語 (7件)： コーティング ,  ソフト ,  マテ ,  水溶液 ,  金属酸化物薄膜 ,  合成法 ,  液相析出法