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J-GLOBAL ID:200902283523755661   整理番号:08A0133246

近畿地方の森林および水田の生物起源揮発性有機化合物放出

Biogenic volatile organic compound emission potential of forests and paddy fields in the Kinki region of Japan
著者 (9件):
資料名:
巻: 106  号:ページ: 156-169  発行年: 2008年02月 
JST資料番号: D0574A  ISSN: 0013-9351  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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日本の10植物種(コナラ,ミズナラ,ブナ,クヌギ,アラカシ,シラカシ,スギ,ヒノキ,アカマツ,イネ)からの基準となる生物起源揮発性有機化合物(BVOC)の放出を測定した。これらの種を選んだのは,近畿地方の評価範囲(47,000km2)内に豊富にあるためである。BVOCの放出実験は,温度と光強度が管理できる栽培箱で行われた。温度は,大阪の夏の平均気温と平均より5°C上に設定した。光強度は,日中で1000,335μmol/m2sと0μmol/m2sに設定した。BVOC放出量は,環境温度が上昇する正午あたりに多くなった。また,植物種によってBVOCの総放出量と組成が異なることが分かった。コナラ,ミズナラ,ブナ,クヌギ,アラカシ,シラカシはイソプレンを放出し,光強度と温度への依存性を示した。スギ,アカマツ,ヒノキ,イネはモノテルペンを放出し,温度依存性を示したが,スギとアカマツだけが光強度依存性を示した。10植物種のBVOC放出データと森林データを用いて,BVOC放出地図を作成した。近畿地方のイソプレンとモノテルペンの放出はそれぞれ,596ton/h,54ton/hと推定された。BVOC放出量の季節および日内変動も推定した。イネから放出されるモノテルペンは少ないが,水田面積が巨大なため,モノテルペン総放出量の約5%も占めていることに注意する必要がある。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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対流圏・成層圏の地球化学  ,  気圏環境汚染  ,  大気質調査測定一般 
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