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J-GLOBAL ID:200902283569523730   整理番号:09A0812267

山形県新庄市における降雪の化学組成の特徴および酸性雪の経年変化(1991/92年~2002/03年)

Chemical characterization of snowfall in Shinjo, Yamagata Prefecture, Japan and long-term trend of snow acidification during 1991/92 to 2002/03
著者 (9件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 253-262  発行年: 2009年07月15日 
JST資料番号: G0017A  ISSN: 0373-1006  CODEN: SPYOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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新庄市における降雪の化学組成の特徴について明らかにすることを目的に,1999-2000年冬季(1999/00)から2002-2003年冬季(2002/03)までの4冬季間に降雪を1日毎に採取し,pH,電気伝導度(EC)および主要化学成分の濃度について検討を行った。その結果,各冬季とも全試料中の70%以上がpH5.0以下の酸性雪であり,その平均値は4.7から4.9の範囲であった。海塩起源成分は,北西の風が吹いた際に高くなる傾向が認められた。酸性化成分のnssSO42-は同じ酸性化成分のNO3-に比べてやや高く,nssSO42-/NO3-当量濃度比からNO3-は主に採取地近傍起源であり,高濃度のnssSO42-濃度が認められた試料については,大陸からの長距離輸送成分の影響を受けた可能性が示唆された。アルカリ成分であるnssCa2+濃度は,黄砂の飛来に伴い濃度が上昇していることが確認された。また,これまでに報告されているデータも加えた1991年から2003年までの11冬季における降雪の酸性度の経年変動についても検討した結果,年々酸性化が進展しており,その酸性化には主にNO3-が寄与している可能性が高いことが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (2件):
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対流圏・成層圏の地球化学  ,  気圏環境汚染 

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