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J-GLOBAL ID:200902283654456538   整理番号:08A1193053

ウイルスベクターを使わないマウス誘導多能性幹細胞の作製

Generation of Mouse Induced Pluripotent Stem Cells Without Viral Vectors
著者 (8件):
資料名:
巻: 322  号: 5903  ページ: 949-953  発行年: 2008年11月07日 
JST資料番号: E0078A  ISSN: 0036-8075  CODEN: SCIEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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マウスおよびヒト体細胞からの誘導多能性幹(iPS)細胞は,Oct3/4とSox2をKlf4とc-MycあるいはNanogとLin28を共にレトロウイルスまたはレンチウイルスを使って導入して作製されてきた。この宿主ゲノムにウイルスを組込む方法では発癌の危険性が考えられる。本研究において著者等はウイルスベクターを使わないマウスiPS細胞の作製を報告する。レトロウイルスを使用する代わりにアデノウイルス仲介遺伝子デリバリー系を使った。最初に,アデノウイルス/レトロウイルス組合わせ法でマウス胚線維芽細胞からiPS細胞を作製した。次にアデノウイルスベクター系のみを使う方法として,Oct3/4,Klf4,Sox2およびc-Myc4因子を別々のアデノウイルスベクターを使って導入する方法を試みたが効果的なiPS細胞作製に到らなかった。このため,Oct3/4,Sox2およびKlf4の3因子のcDNAをpCXプラスミドに一定順序で組込んだ( www.sciencemag.org/cgi/content/full/1162494/DC1 )。これとは別にc-Mycを発現させるプラスミドを構築し,両プラスミドを複数回トランスフェクションすることによってレトロウイルスを使用しないでiPS細胞を得ることができた。新たな方法で得られたiPS細胞にはプラスミドの組込みは認められず,この細胞をマウスに移植するとテラトーマが形成され,iPS細胞に由来する外皮の色を持つ成体キメラマウスが得られた。ウイルスフリーiPS細胞の作製成功は安全性の面からも再生医学におけるiPS細胞使用の可能性を示している。
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分類 (2件):
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細胞構成体一般  ,  発生と分化 
タイトルに関連する用語 (5件):
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