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J-GLOBAL ID:200902284193426654   整理番号:09A0084548

オゾンに暴露したシロイヌナズナにおいてエチレンとサリチル酸は防御的な役割を持つ

Protective effects of ethylene and salicylic acid against ozone exposure in Arabidopsis
著者 (10件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 9-15  発行年: 2009年01月10日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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オゾンに曝された植物において,植物ホルモンのサリチル酸とエチレンは葉の可視障害を誘導・増幅する物質として知られている。一方,これらはオゾンに対して防御的に働くことも示唆されている。そこで本研究ではサリチル酸とエチレンによる防御機構の存在を明らかにすることを目的とした。シロイヌナズナのサリチル酸合成欠損変異体sid2及びエチレン非感受性変異体ein2を用いて,オゾンによる葉の可視障害を観察したところ,明瞭且つ安定した表現型を得ることができなかった。そこで,オゾン暴露によって顕著な可視障害が見られる変異体とsid2及びein2との二重変異体を作製し,それらのオゾン感受性を調べた。二重変異体の作製にはアスコルビン酸合成欠損変異体vtc1を用いた。この変異体においてオゾン暴露時にサリチル酸とエチレンのシグナルが機能しているかを確認したところ,vtc1変異体は野生型よりもサリチル酸とエチレンのシグナルが増加していた。したがってvtc1変異体はこれらのシグナルの機能を調べる材料として適切であることが確認された。そこで,vtc1/sid2,vtc1/ein2の二重変異体を作製し,そのオゾン感受性を確認した。その結果,これらの二重変異体はvtc1変異体よりもオゾンによる可視障害が顕著に見られた。以上の結果はサリチル酸およびエチレンがオゾン暴露ストレスに対して防御的に働く側面を持つことを示している。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気圏環境汚染  ,  植物ホルモン 

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