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J-GLOBAL ID:200902284966414740   整理番号:09A0519511

食生活からみた遠隔郊外居住の現状とその問題点-奈良県榛原町における-

Dietary Life, Supply of Food Materials, Cooking Habits and Other Issues Related to Dwelling Space in a Remote Suburban Housing Area-A Case Study on Haibara Town, Nara Prefecture-
著者 (3件):
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巻: 60  号:ページ: 481-490  発行年: 2009年05月15日 
JST資料番号: F0763A  ISSN: 0913-5227  CODEN: NKGAEB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は,開発から約30年を経過した遠隔郊外に立地する戸建住宅地を対象に,住宅地としての課題を明らかにしようとするものである。前報では,世代交代に直接的な影響を与え,住宅地が持続可能であるかを考える基盤となる事象として,居住者の家族形態や親子の居住形態に着目し,その動向から今後の方策や課題を提言した。本報では,生活の基盤として最も重要である食生活(食材の調達,調理,食事など)からみた遠隔郊外居住の問題を検討した。その結果を以下にまとめる。1)遠隔郊外住宅地居住者の食生活における食材の調達については,買物へ行く場合がほとんどであり,近くで間に合わせている状況である。配達のみに頼る高齢世帯も存在する。食材の調達は,現在のところ不便に思われていないが,70代の高齢層に不便を感じる者が多い傾向があった。遠隔郊外住宅地の食生活は車の利用を前提としてその空間が形成されていることから,今後の高齢期の食生活を支えるためには,食材の調達に関するサービスの充実,空間距離・時間距離を補う必要性が指摘できる。2)調理の外部化について,中食と調理加工食品の利用をみると,惣菜や缶詰など半調理品を利用しながらも,家庭での調理が基本とされていた。弁当や出前などは,中食・外食サービスや外食店が少ないため利用はほとんどない。なお,ファーストフードを,子のいる世帯は利用しているが,単身者は利用してない。3)食に関わる生活志向について,つくること(料理をする・惣菜の利用・手作り),および食べること(にぎやかに食べたい)から,榛原町居住者の特徴をみると,外食好きは少なく,手作りの料理と,にぎやかな食事を好む傾向があった。これは,住宅地周辺に外食できる場所がないためでもあり,遠隔郊外住宅地の特徴として指摘できる。4)共食状況については,食事を共にする頻度が高いのは別居子であり,別居子との食事場所は自宅が比較的多い。外食は,きょうだいと一緒が多く,外食先は大阪市内が多い。別居子や別居親との外食は,大阪市内より榛原町周辺や橿原市,桜井市での食事が多い。また,友人との食事は外食が多く,外食先は榛原町周辺,橿原市周辺,および大阪市内である。一方,近隣友人との食事はたまにあり,それぞれの自宅での食事よりも,外食することが多い。...(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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住居地域計画一般  ,  食品一般 
引用文献 (8件):
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