抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フルオロカーボン(CF4)は集積回路製造工程で,ドライエッチングや低誘電率層間絶縁膜堆積の材料ガスとして使用されているが,CF4分解方法の一つに非平衡プラズマを用いた分解法が,提案されている。衝撃電界電子加速法によって効率的な電子加速を行なうためには,電子加速過程における衝突を少なくすることが望ましい。定性的に気圧を低くすると,プラズマ中の気体分子の数密度が低くなり,無衝突加速に適していると言われている。そこで,本稿では,気圧の条件を変えて解析を行い,電子加速過程における衝突や,電子エネルギーがCF
4分解反応に消費される割合がどのように変化するかを調べることで,電子加速やCF
4分解反応の気圧依存性を定量的に評価した。解析の結果,気圧が低いほどCF
4分解に寄与する衝突のエネルギー消費割合が高くなり,0.1Torrと1.0Torrにおける結果を比較すると,ε
targetを5~100eVの範囲で変化させた場合,0.1Torrの方が平均で約17%高くなった。