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J-GLOBAL ID:200902286527782395   整理番号:09A1014514

西南暖地におけるシロクローバのすき込みおよびリビングマルチ処理が水稲の生育,収量および土壌アンモニア態窒素濃度に与える影響

Effect of Legume Incorporation or Living Mulch on Rice Growth, Yield and Soil Inorganic Nitrogen in Southwest Japan
著者 (2件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 127-136  発行年: 2009年09月20日 
JST資料番号: G0627B  ISSN: 0389-1763  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2004年と2006年にカバークロップとしてシロクローバをすき込んだ場合とリビングマルチとして利用した場合の水稲の生育,収量,土壌中のアンモニア窒素濃度を測定し,カバークロップの導入効果を評価した。緑肥すき込み区の移植後1日目の土壌アンモニア態窒素濃度は,無施用区に比べ3.8mgkg-1高かった。移植後50日目以降の緑肥すき込み区の窒素吸収インデックス(草丈,茎数および葉色値の積)は,無施用区に比べ高く推移した。さらに,m2あたり粒数と収量は,無施用区に比べ有意差はないものの高い傾向を示した。これらの結果より,緑肥のすき込み処理は土壌のアンモニア態窒素濃度を高めるとともに,水稲への窒素供給および増収効果を有すると考えられた。一方,緑肥マルチ区の移植後1日目のアンモニア態窒素濃度は,無施用区に比べ5.9mgkg-1低かった。緑肥マルチ区の収量は化学肥料区および緑肥すき込み区に比べ低く,これはm2あたり穂数および籾数が少なかったことが主な原因と考えられた。すなわち,緑肥リビングマルチ処理は,すき込み処理に比較して水稲生育初期における窒素供給性と穂数および籾数に与える効果が低いことが示唆された。カバークロップを利用して水稲を栽培する場合には,水稲移植前のカバークロップの乾物重を増加させ,カバークロップの利用法(すき込み,リビングマルチ)に応じて,施肥管理法などを改善する必要があると考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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稲作  ,  土壌管理 
引用文献 (25件):

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