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J-GLOBAL ID:200902287123759507   整理番号:09A0152577

富栄養化水域における藍藻類大増殖からのミクロシスチン,肝毒性シクロペプチド毒素に対するNIES認証標準物質

NIES certified reference material for microcystins, hepatotoxic cyclic peptide toxins from cyanobacterial blooms in eutrophic water bodies
著者 (4件):
資料名:
巻: 391  号:ページ: 2005-2010  発行年: 2008年07月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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国立環境研究所(NIES)は,ミクロシスチンに対する認証標準物質(CRM)を作った。ミクロシスチンは,富栄養化水域において藍藻類により作られた肝毒性シクロペプチド毒素である。NIES CRMのHPLC分析により少なくとも7つのミクロシスチン変異体を見出し,そのなかで[Dha7]ミクロシスチン-RRおよび-LRが主要成分であった。市販の標準物質が得られないのでMMPB法によりCRB中の総ミクロシスチン濃度を決定し,主要なミクロシスチン変異体を個々に分離後その構造を明らかにした。CRM中における残りの少数成分は[D-Asp,Dha7]ミクロシスチン-RRおよび-LRと[Dha7]ミクロシスチン-YR,-ThTyrRおよび-HilであることをNMRおよび質量分析が示した。このCRMは総ミクロシスチン定量のための標準物質として貴重なものであるばかりでなく,[Dha7]ミクロシスチン変異体の個々の同定に対しても貴重なものである。
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分類 (4件):
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その他の汚染原因物質  ,  微生物の生化学  ,  分子構造  ,  分析試薬 
引用文献 (9件):
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