抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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宇宙機搭載太陽電池の放電により損傷した太陽電池セルの評価方法としてエレクトロルミネセンス(EL)に着目し,電気的特性との関連を調べた。ここでは,科学衛星「あすか」用単結晶Si太陽電池セルを用いて試験用クーポンパネルを作製し,プラズマ源内蔵試験チャンバーで放電特性,外観の変化,VI特性を調べるとともに,EL画像による放電損傷前後の比較検討を行った。その結果,以下の知見を得た。1)プラズマ環境中で最大500Vの電圧印加で,一部のインターコネクタで捕集電流が数十Aに達し,インターコネクタの溶解などの損傷が発生する,2)インターコネクタが損傷した太陽電池セルのVI特性には,シャント抵抗成分の低下を示唆する変化が現れる,3)VI特性が変化した太陽電池セルのEL画像には,pn間の短絡が原因とみられる黒い領域が現れる,4)VI特性とEL画像に現れた変化は,よく対応しており,EL画像は太陽電池セルの損傷評価方法として有効である。