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J-GLOBAL ID:200902289108612152   整理番号:09A1100190

Cu(Ti)/low-κ試料における自己形成Tiリッチ界面層成長のラザフォード後方散乱分光計分析

Rutherford Backscattering Spectrometry Analysis of Self-Formed Ti-Rich Interface Layer Growth in Cu(Ti)/Low-k Samples
著者 (6件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 1913-1920  発行年: 2009年09月 
JST資料番号: D0277B  ISSN: 0361-5235  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ラザフォード後方散乱分光計(RBS)方法を用いて,アニール処理したCu(Ti)/low-κ(低誘電率)誘電層試料のTiリッチ界面層の成長について体系的に調べた。RBSで観測された成長挙動は,透過型電子顕微鏡(TEM)と比抵抗測定を用いた観測結果と類似した。これにより,RBS方法はTiリッチ界面層成長の分析に適した方法であることがわかった。超高真空中アニール処理した全Cu(Ti)/誘電層試料において,その界面でのみRBSプロファイルにTiピークを得た。その界面に析出したTi原子モル量(n)値は,アニール処理温度と時間(t)を増すとともに増した。log n値はlog t値に比例することがわかった。その傾斜が全試料で類似することから,Tiリッチ界面層の成長機構は各場合で類似することを示した。炭素(C)(SiO2除く)含有誘電層とのTi原子の反応の活性エネルギー(E)は,C濃度の減少(誘電率kの減少)とともに減少する傾向があり,SiO2含有誘電層は,他の場合より非常に高エネルギーであった。指数関数前因子(Z)は同様に誘電層内のC濃度とともに変化した。その結果,反応速度係数[Z・exp(-E/RT)]は,5原子%と10原子%の初期Ti濃度の誘電層中C濃度に敏感でなかった。これらの係数から,Tiリッチ界面層の成長は,数拡散過程が起こり得るが,Ti原子の誘電層との化学反応(ZとE値により表される)により制御されると結論した。また,その誘電層の組成がその反応に重要な役割をし,炭素が反応の制御のための主要な元素であることを示した。low-κ層の使用がZとEの両値を低減することから,反応速度の低下なしにアニール処理温度を下げることができる可能性を示した。
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その他の無機化合物の薄膜 

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