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J-GLOBAL ID：200902289353587805   整理番号：09A0245388

粒状体地盤の凍結融解履歴による動的力学挙動の変化

著者 (5件)： 山木正彦 (北大 大学院) ,  所哲也 (北大 工) ,  三浦清一 (北大 大学院) ,  石川達也 (北大 大学院) ,  横浜勝司 (北大 大学院)
資料名： 地盤工学会北海道支部技術報告集
号： 46  ページ： 215-220  発行年： 2006年02月 
JST資料番号： L0301A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 凍結融解作用を繰返し受ける砂の動力学的挙動に及ぼす影響を調べた。人工砂地盤を想定したブロック供試体に所定回数の凍結融解履歴を与え,そこから採取した供試体を用いて一連の三軸試験を行い,以下の知見を得た。1)急速・緩速凍結法による2種類の供試体の動的変形特性の違いは,緩速凍結供試体の方が,再構成供試体と凍結融解0回供試体の初期せん断剛性率を間隙比で正規化した値の差は小さい。2)凍結作用を受けた砂供試体の片振幅せん断ひずみ=10^-4~10^-3における等価せん断剛性率の低下挙動および履歴減衰比の増加挙動は再構成供試体の挙動とは異なる。3)凍結融解履歴を受けた砂の液状化強度は,凍結融解回数の増加とともに高くなる傾向が示された。

シソーラス用語： *土壌物理特性 ,  動特性 ,  *凍結融解 ,  *砂 ,  三軸圧縮試験 ,  急速凍結 ,  凍結 ,  変形 ,  剛性 ,  剛性率 ,  歪 ,  減衰定数 ,  液状化 ,  剪断歪
準シソーラス用語： 緩速凍結 ,  *土の動的性質 ,  剪断剛性

分類 (2件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A) ,  雪氷工学,寒中工事  (RC03000S)

引用文献 (11件)：

• 赤川: 凍上現象におけるアイスレンズの発生条件, 地盤工学会北海道支部技術報告集, 第41号, pp. 133-138, 2001.
• 久保ら: 用水路の凍上被害とその対策に関する研究, 第26回土質工学研究発表会講演集, No408, pp. 1097-1098, 1991.
• 青山ら: 凍結--融解を受けた土の性質, 土と基礎, Vol25, No7, pp. 41-46, 1977.
• 小野ら: 粘性土の軸 対称三軸応力下における凍結・融解履歴について, 土木学会論文集, No617/III-46, pp. 275-282, 1999.
• YOSHIMI, Y. et al.: Undisturbed Sampling of Saturated by Freezing, Soils and Foundations, Vol.18, No.3, pp. 59-73, 1978.

タイトルに関連する用語 (6件)： 粒状体 ,  地盤 ,  凍結融解 ,  履歴 ,  力学 ,  挙動