抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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石川県工業試験所におけるダイヤモンド状炭素(DLC)研究の取組みを総括した。最初,剥離しやすい被膜の密着性向上のためイオン注入法が適用されたが,コーティングとイオン注入の複合装置の導入により,炭素蒸着とイオンビーム照射を同時に行うことでDLC膜の密着性向上を計った。このDLC膜の密着性を評価する技術として,アコースティックエミッション(AE)センサーを引っかき試験に採用し,膜剥離時の衝撃力を解析した。更に,複雑形状物や3次元構造物へのDLC膜形成方法として,パルス制御により原料ガス投入後にプラズマが点灯する方法(複合パルスプラズマ成膜法,HPPC)を開発した。このHPPCシステムを利用して,DLCとナノダイヤモンドを積層する成膜プロセスを確立した。更に,DLC膜の硬さに影響する水素含有量の測定に取り組んだ。