文献

J-GLOBAL ID：200902290401044531   整理番号：09A0061752

強磁性ナノ細線における渦分域壁のスピン構造の直接観測

Direct observation of the spin structures of vortex domain walls in ferromagnetic nanowires

著者 (12件)： NAGAI T. (JST-ERATO, JPN) ,  NAGAI T. (NIMS, Tsukuba, JPN) ,  YAMADA H. (AIST, Tsukuba, JPN) ,  KONOTO M. (AIST, Tsukuba, JPN) ,  ARIMA T. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  KAWASAKI M. (AIST, Tsukuba, JPN) ,  KAWASAKI M. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  KIMOTO K. (NIMS, Tsukuba, JPN) ,  MATSUI Y. (NIMS, Tsukuba, JPN) ,  TOKURA Y. (JST-ERATO, JPN) ,  TOKURA Y. (AIST, Tsukuba, JPN) ,  TOKURA Y. (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 78  号： 18  ページ： 180414.1-180414.4  発行年： 2008年11月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 渦分域壁構造の直接観測について報告する。強度輸送法に基づく位相回復と組み合わせたLorentz顕微鏡法を用いて面内の異方的構造を観測した。面内の異方的構造は2回回転対称性を示し,渦カイラリティそして分離された分域の磁化方向の同時的逆転がすべてのピン止め部位で起こることを明らかにした。固有の構造異方性は外因性磁気異方性を通して時計回り渦壁と反時計回り渦壁間のエネルギー差を生じさせるが,このエネルギー差はピン止め部位で歪みにより誘起される。観測した結果はカイラリティ形成機構を明らかにするための鍵を与えた。渦壁固有の性質がカイラリティを決定するのに関与することを証明した。

シソーラス用語： *強磁性 ,  *ナノワイヤ ,  分域構造 ,  *渦 ,  *磁壁 ,  位相回復 ,  電子顕微鏡観察 ,  *磁気構造 ,  カイラル対称性 ,  Lorentz顕微鏡 ,  スピン構造

分類 (1件)： 磁性体測定技術・装置  (BM06030I)

タイトルに関連する用語 (6件)： 強磁性 ,  ナノ細線 ,  渦 ,  分域壁 ,  スピン構造 ,  観測