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J-GLOBAL ID：200902290528632327   整理番号：08A1105666

無細胞翻訳システムでリポソーム膜自身がEscherichia coliの遺伝子発現に影響することがある

Liposome Membrane Itself Can Affect Gene Expression in the Escherichia coli Cell-Free Translation System

著者 (6件)： BUI Huong Thi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  UMAKOSHI Hiroshi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  NGO Kien Xuan (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  NISHIDA Masato (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  SHIMANOUCHI Toshinori (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KUBOI Ryoichi (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 24  号： 19  ページ： 10537-10542  発行年： 2008年10月07日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生体膜の遺伝子発現での役割を遺伝子翻訳無細胞系で調べた。1-パルミトイル-2-オレオイル-sn-グリセロ-3-ホスファチジルコリン(POPC)とコレステロール(Ch)からのリポソーム膜(L)をそのモデルとした。in vitro実験でGFP(緑色蛍光蛋白質)はLの有無によらず発現するが,Lがある方が発現後18時間の蛍光強度が1.67倍になる。SDS-PAGE分析によってもこの促進傾向が1.58倍以上あり,mRNAの量も1.29倍と増加した。これらの数値の差からLは発現段階中,主として転写と翻訳とに影響していることが分る。種々のリポソームを用いたin vitro実験の差も遺伝子型と表現型を細胞内で分割する調節剤として作用しているらしいことを示す。

シソーラス用語： *遺伝子発現 ,  翻訳【遺伝】 ,  *無細胞系 ,  生体膜 ,  *リポソーム ,  in vitro実験 ,  緑色蛍光タンパク質 ,  放射強度 ,  蛍光 ,  SDS-PAGE ,  促進 ,  mRNA ,  転写【遺伝】 ,  遺伝子型 ,  表現型 ,  分割 ,  条件調節剤 ,  *大腸菌 ,  グリセロリン脂質 ,  ステロール ,  脂環式アルコール ,  蛍光強度 ,  *分子遺伝現象 ,  *薄膜 ,  *二分子層 ,  *脂質膜 ,  *層 ,  *多分子層 ,  *多層 ,  *脂質二分子膜 ,  タンパク質 ,  *微生物
準シソーラス用語： *Escherichia coli

分類 (4件)： 脂肪族アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム  (CF03070L) ,  生物学的機能  (EB05020M) ,  遺伝子発現  (EC02040Q) ,  生体膜一般  (EF04010G)

物質索引 (2件)： 1-パルミトイル-2-オレオイル-sn-グリセロ-3-ホスファチジルコリン ,  コレステロール

タイトルに関連する用語 (6件)： 細胞 ,  翻訳 ,  リポソーム ,  自身 ,  Escherichia ,  遺伝子発現